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韓国よりマシ ロシアW杯組み合わせで“明暗分かれた”日韓を占う

ブックメーカーのオッズで日本の突破は最下位の「9.00倍」 ©共同通信社

〈(抽選で)最後まで残っていたのは日本と韓国だったが、韓国がイバラの道を歩むことになった〉(「スポーツソウル」)

 来年6月に控えたロシアW杯の組み合わせ抽選会が1日(現地時間)にモスクワで行なわれ、日韓で明暗が分かれた。

 FIFAランキング55位の日本は、ポーランド(同7位)、コロンビア(同13位)、セネガル(同23位)と同組に。ハリルホジッチ監督は、「もっと厳しい組に入ることも想像していたので満足」とコメントした。

「ランキングを見れば、日本はこの組で最も格下ですが、全8組の中でW杯優勝国のいない唯一の組。韓国の入った“死の組”よりは、マシといえます」(スポーツ紙記者)

 その韓国は、前回覇者で欧州予選全勝のドイツ(同1位)、北中米カリブ海予選を首位突破したメキシコ(同16位)、14大会連続出場のイタリアをプレーオフで破った堅守のスウェーデン(同18位)と一緒になった。

「今大会のドイツは史上最強とも称され、メキシコも94年大会以来、決勝トーナメント進出を逃したことはない。2分の1の確率で日本がここに入る可能性もあった。確かにラッキーでした」(同前)

 では、日本はグループリーグを突破できるのか。

「そう簡単ではありません」とは、スポーツ紙デスク。

「ポーランドは昨年の欧州選手権ベスト8で、エースのレバンドフスキは世界屈指のストライカーです。コロンビアは前回のブラジルW杯でも対戦し、1対4と大敗。しかも、前回はケガで出場できなかったストライカーのファルカオが復活しています。セネガルは、圧倒的なスピードを武器にヨーロッパで活躍するFWのマネやケイタが脅威。日本としては、いかに前線のタレントを組織的に封じるかがポイントになる」(同前)

 さらにこんな指摘も――。

「前回大会でアルジェリアを率いたハリルホジッチ監督は守備を固めてカウンターという“弱者の兵法”で、あのドイツを追い詰めるなど、ジャイアントキリング(大物食い)を得意としています。その意味で、相手の強さが中途半端な感もある。カウンター合戦になると、実は苦しいかも」(サッカージャーナリスト)

“ウチの芝生は隣より青い”と思っていると、本番で青ざめることになりかねない。