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節約してラクチン。今年人気の家庭料理を知るための本8冊

 食材では昨年香菜(シャンサイ)、今年はサラダチキンが大人気ですが、調理にも大きな変化が押し寄せています。今年のおウチごはんの傾向は? 文春オンラインに紹介されたお料理本を集めて探ります。

 

「料理レシピ本大賞」を受賞した手抜き料理の数々

©文藝春秋

 今年、料理レシピ本大賞を受賞したのが『世界一美味しい煮卵の作り方』。著者の肩書が「手抜き料理研究家」とは。ベストセラー解剖から、担当編集者がヒットの秘密を語ります。

・文春図書館 ベストセラー解剖
手間もお金もかけない「ひとり飯」レシピ本が10万部を超えた理由

にんじんだけでいいのです

ウー・ウェンさん

 土井善晴さんの『一汁一菜でよいという提案』は、「らくちんでいいんだ」と、忙しいお母さんたちの共感を呼んでベストセラーになりました。中華の家庭料理で大人気のウー・ウェンさんは『ウー・ウェンの家庭料理 8つの基本』でおかずは1品でよいと提案。本書から特別ににんじんのレシピを紹介しています。簡単すぎて、本当においしいです。

・レシピ紹介
ウー・ウェンが教える「スーパーで買ったにんじんを究極のご馳走にする方法」

ウー・ウェンの家庭料理 8つの基本

ウー・ウェン(著)

文藝春秋
2017年9月27日 発売

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江戸時代の食生活を始めたらいいことだらけ

稲垣えみ子さん

 テレビや雑誌でも活躍中のアフロの元新聞記者が 『もうレシピ本はいらない』で冷蔵庫なし、1食200円なのに豊かな食生活を披露して話題になっています。「実はずっと派手な食事が大好きだったんですが、震災を機に節電にはまり、とうとう冷蔵庫をやめた結果、止むに止まれず江戸時代の食生活を始めた。そしたらこれがいいことだらけ」とインタビューで語っています。

・著者インタビュー
無職で独身、アフロの元朝日女性記者がすすめる「1食200円、調理10分ごはん」
著者は語る 『もうレシピ本はいらない』(稲垣えみ子 著)

もうレシピ本はいらない 人生を救う最強の食卓

稲垣えみ子(著)

マガジンハウス
2017年9月7日 発売

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カニカマのカニ以上の魅力に気づいていなかったのは、日本人だけ

カニとしか思えない天ぷら

 おいしくて便利で、本物よりずっとお手ごろなカニカマ。そのファンクラブがカニカマを使った料理レシピ集『カニカマ100皿』を作りました。日本生まれの商品は、いまでは世界中で人気です。本書からカニカマの秘密を探りながら、とっておきのレシピを3つ紹介しています。

・レシピ紹介
世界中で大ブーム カニカマのすごい実力に気づいてないのは日本人だけ

カニカマ100皿

カニカマファンクラブ(著)

文藝春秋
2017年4月21日 発売

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栗ごはんを簡単に作れる日がきた

©iStock.com

『日本のすごい食材』を書いた河﨑貴一さんが、本書からとくにびっくりしたことを3つ教えてくれます。マンゴー、栗、漬物と、何がめずらしいのでしょうか。日本の食材が豊かな理由もわかります。

・著者解説
そこまでするんだ日本人。びっくりする食材を3つ選びました

日本のすごい食材 (文春新書)

河﨑 貴一(著)

文藝春秋
2017年11月17日 発売

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小林カツ代さんの人生をふり返ると見えるもの

©文藝春秋

 エッセイスト・タレントの安藤和津さんは評伝『私が死んでもレシピは残る 小林カツ代伝』を読み、小林カツ代さんのことを「台所意識革命のジャンヌダルク」と表現しました。オムライスやハンバーグなど、カツ代さんが紹介したレシピが家庭料理の定番となるまで、どのような物語があったのでしょうか。

・書評
小林カツ代は「台所意識革命のジャンヌダルク」だった

私が死んでもレシピは残る 小林カツ代伝

中原 一歩(著)

文藝春秋
2017年1月26日 発売

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料理は女子力を量るとか窮屈なものじゃない

訳者の村井理子さん

「実は編集者だけでなくこの本に関わった全員が料理苦手の“ダメ女”を自任する人たち。そのチームが惚れ込んで本作りしたから、必要とする読者に届くんだと思います」。『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』の訳者・村井理子さんはインタビューでこう答えています。包丁さえまともに使えなかった女性たちが、どんどん料理上手になったとき、どんな変化が起こるのでしょうか。

・訳者インタビュー
料理が苦手な“ダメ女”たちが料理好きになるまで

ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室

キャスリーン・フリン(著),村井理子(翻訳)

きこ書房
2017年2月9日 発売

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味噌汁はスプーンで。それを和食と呼べますか?

岩村暢子さん

『残念和食にもワケがある』の著者・岩村暢子さんは「料理は復活できても、伝統的な食材や器などは一度途絶えると元には戻らない」と案じています。家族のかたちが変わることで、食卓も変わっていくとしても……驚きの実態が伝わる著者インタビューです。

・著者インタビュー
“残念な和食”の実態調査 白飯は味がないから嫌い。味噌汁をスプーンで。

残念和食にもワケがある 写真で見るニッポンの食卓の今 

岩村 暢子(著)

中央公論新社
2017年10月18日 発売

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