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日本一確率100%? ロッテドラ1・安田尚憲の進む道

文春野球コラム ウィンターリーグ2017

2017/12/17

意外と関西色の強いマリーンズ

 実はマリーンズ、関西に縁がある人が多い。関西出身選手でいうと荻野(奈良)、田村、酒居、土肥、三木(大阪)、中村、大谷、宗接、肘井(兵庫)、南、益田、三家(和歌山)とチームのおよそ5分の1が関西出身者だ。出身校とか社会人まで枠を広げるとさらに増える。香月、江村(大阪桐蔭)、松永(大阪ガス)、井上(日本生命)がいる。

 もっと言えば阪神タイガースに在籍経験がある髙濱、スタンリッジもいる。もっともっと言えばコーチも的場、清水直が大阪出身、金森、今岡、鶴岡が阪神タイガースに、川越、小林雅がオリックス・バファローズに在籍歴がある。新体制となりホークス色が強いと言われていたが、それ以上に関西色が強くなってしまっている。

 前回のコラムに関西のマリーンズファンが増えてきたと書いたが、これが無関係というわけではないだろう。そういえば井上がルーキーの時は日本生命の社員と思われる一団が指定席を確保し固まって応援していた。試合が進めばジャンプをしたり応援歌を歌っていた。リピーターになってくれますように。

 タイガースファンの方からも「髙濱は元気ですか?」なんて声をいただくので「よろしければ一緖に応援いきませんか」と言うようにしている。応援している人は一人でも多い方が心強い。(と言いつつスタンドに誘い込んでいる)

 12月5日に新入団選手発表会が行われた。ドラフト1位は安田尚憲。大阪出身、履正社高校。オープン戦の日程が発表されたが、今年はマリーンズは関西にやってこないという。きっと甲子園や京セラドームで試合が組まれていたらスタンドはおしくらまんじゅう状態だっただろう。だが今年のタイガース戦は甲子園で行われる。安田の活躍次第になるとは思うが甲子園に凱旋する姿を見てみたい。久々に大阪の大物がマリーンズに入ってきた。

高校通算65本塁打をマークしたドラフト1位の安田尚憲 ©時事通信社

 大阪の高校生野手がドラフト1位でマリーンズに入団するのは西岡以来? そんな事を思い、過去のドラフトを振り返って見た。そんなところで思いもよらないことに気がついてしまった。まだどこも報じていない、驚きの事実だ。(とは言いつつ知っている人がいらっしゃればごめんなさい)

 それは、大阪府内の高校からドラフト1位でマリーンズに指名された選手はもれなく日本一を在籍時に経験していることだ。