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中国新聞が選んだ2017年の重大ニュース第1位は「ICAN、ノーベル平和賞」

中国新聞が選んだ2017年の重大ニュース第1位は「ICAN、ノーベル平和賞」

2017/12/27
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©iStock.com

 2017年、日本の各地方ではどんなニュースが報じられたのか。文春オンラインは、地域に密着する報道機関である地元紙にアンケート調査を実施しました。

 それぞれの都道府県で大きく報じられたニュース第1位から3位まで、そして2017年もっとも“○○○”(笑った、泣いた、驚いた……など)ニュース、いまから注目している2018年のニュースをご紹介いただきました。

 中国新聞が選んだ、広島県・中国地方のニュースは……。

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2017年重大ニュース 第1位

「ICAN、ノーベル平和賞」(10月7日)

 ノーベル平和賞に、核兵器禁止条約の実現に貢献した反核NGO、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN、本部スイス・ジュネーブ)が決まった。ノルウェーのノーベル賞委員会が10月6日、発表した。広島、長崎の被爆者や市民団体と連携しながら、各国政府に交渉開始を強力に働き掛け、今年7月の採択につながった。

http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=77077&query

2017年重大ニュース 第2位

「カープ、セ・リーグで37年ぶり、2連覇」(9月19日)

 プロ野球セ・リーグの広島東洋カープは9月18日、兵庫県西宮市の甲子園球場で阪神に3-2で競り勝ち、8度目のリーグ優勝を決めた。昨季に続く独走で、1979、80年以来、37年ぶり球団史上2度目の連覇を達成した。

2017年重大ニュース 第3位

「マツダ、トヨタと資本提携へ」(8月5日)

 マツダとトヨタ自動車は8月4日、資本提携に合意した。相互に約500億円ずつ出資し、トヨタはマツダ株の5.05%を持つ実質的な筆頭株主となる。今後共同で約1700億円を投じて米国に新工場を設けるとともに、電気自動車(EV)の開発に当たる方針。

ノーベル賞授賞式 ©getty

2017年もっとも“あぜんとした”ニュース

「広島中央署で現金8572万円盗まれる 詐欺事件の証拠品」(5月10日)

 広島市中区の広島中央署で5月8日夜、詐欺事件の証拠品として金庫で保管されていた現金8572万円が盗まれていたことが9日、分かった。広島県警が同日、明らかにした。県警は内部の犯行の可能性もあるとみて、窃盗の疑いで捜査している。

2018年注目のニュース

(1)リーグ3連覇と日本シリーズ優勝を目指す広島東洋カープ

(2)米軍岩国基地(山口県岩国市)へ厚木基地(神奈川県)から空母艦載機の移転が進んでいる。艦載機移転は2017年8月に始まり、第1陣としてE2D早期警戒機5機が配備。2018年5月ごろまでに61機の移転が完了するとされており、既存の海兵隊機を含めた岩国基地所属機は約120機に倍増する。米軍基地との「共存」を選択した地域の行方、訓練に伴う騒音など市民生活に与える影響を注視する必要がある。

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