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遺体動画で大炎上 22歳で年収14億円のユーチューバーが受けたダメージ

謝罪動画の再生回数はすでに3000万回超(YouTubeより)

 世界的人気を誇る米国人ユーチューバー、ローガン・ポール(22)が投稿した動画が、日米両国で大炎上している。

 12月に来日したローガンは、仲間数人と訪れた富士山麓の青木ヶ原樹海で、首を吊って自殺したと見られる男性の遺体を発見。遺体を撮影し、同月31日、YouTubeにアップしたのだ。

 これには日本だけでなく米国のファンからも「この上なく悪趣味で不快」「亡くなった方への敬意が微塵も感じられない」と批判が殺到。問題の動画は削除されたが、わずか1日で600万件を超える再生回数になったという。

 YouTubeなどにオリジナル動画を投稿し、広告収入を得るユーチューバー。その中でも抜群の人気を誇るローガンは、米国の10代の若者を中心に、およそ1500万人の「チャンネル登録者」を持つ。

「高校時代から動画投稿で収入を得ていたという彼は、大学を中退後、14年頃からハリウッドに拠点を置きユーチューバーとして活動。路上でのジョークやドッキリなどの動画でまたたく間に若者の支持を得ると、収入ランキングの上位に躍り出ました。昨年の年収が1300万ドル(約14億円)とされ、高級車を乗り回し豪邸を購入。若者の間ではロックスター並みの人気です」(現地紙記者)

 今回の炎上を受け、「再生回数を増やす目的ではなかった」「取り返しのつかないことをしてしまった」と謝罪したが、鎮火する気配はない。

「若者受けする過激な言動で人気を得たローガンですが、『一線を越えた』と批判は高まるばかりです。すでに、彼のYouTubeアカウントの削除を求める署名が30万以上集まっており、ダメージは計り知れません」(前出・記者)

 来日中は、ほかにも渋谷のスクランブル交差点で殴り合いを演じるなど勝手の限りを尽くしたローガン。なぜ、馬鹿げた振る舞いをわざわざ公開するのか。

「各国で人気ユーチューバーがもてはやされ、『楽して儲かる』『本業ではなく、空いた時間で出来る』というイメージがついたせいで、過当競争が起きています。視聴数が収入に反映されるため、より過激な投稿に走る傾向があるのです」(ITジャーナリストの井上トシユキ氏)

“旅の恥はかき捨て”では済まされないぞ、ローガン君。