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色々と澤穂希に似ている!?
金藤理絵が競泳代表の主将に

source : 週刊文春 2016年4月28日号

genre : エンタメ, スポーツ

イジられキャラでもある
Photo:Kyodo

 34人という大所帯になったリオ五輪競泳日本代表の主将に200メートル平泳ぎの金藤(かねとう)理絵(27)が任命された。女子としては初の大役に本人も「ビックリした」と語った。

 五輪担当記者が言う。

「驚くのも無理はないですが、彼女は今、競泳日本代表の中で記録的には一番金メダルに近いところにいる選手。結果で皆を引っ張って欲しいということでしょう」

 さらにスポーツ紙デスクは「男子に適任者がいなかった」と解説する。

「年齢的、実績的には背泳ぎの入江陵介(26)がハマりますが、彼は線が細くて自分のことで精一杯。選手が取材を受けるミックスゾーンでよく泣くんですが、先日の日本選手権でも勝ったもののタイムが良くないことが気になったのか、過呼吸になっていた。

 高校時代から世界で活躍し、2020年東京五輪でもエースと見られている萩野公介(21)を主将にするという考え方もある。ただ、彼は小学生の頃から敵なしで、タイムとの勝負という感覚が強い。『他人に興味がない』と言ってしまうような性格なんです」

 かくしてリーダー役のお鉢が回ったのが金藤だった。

「金藤は北京五輪に出場したもののロンドン五輪の代表にはなれず、リオで代表に返り咲いた苦労人。代表が決まる日本選手権決勝のレースで自己ベスト更新の日本新記録を出した“勢い”も評価されました」(前出・五輪担当記者)

 主将になり、メディアは一斉に“競泳界の澤穂希”と紹介していたが、金藤は「(似ているのは)顔だけと言われないように」と口にしている。

「金藤はとにかく優しい。後輩の松本(弥生=26)や高橋(美帆=23)に『髪の毛を切ったら狩野英孝に似ている』とか言われ、イジられながら、皆に慕われている」(同前)

 北京五輪当時も知るベテラン記者によると、最近の金藤は印象が随分変わったという。

「以前はよく泣く子で、辞める、辞めると言っていた(笑)。緊張しいで、準決勝まではいいのに決勝でガチガチになって……というパターンだったのに、今回の日本選手権のように勝負強くなった。前半から飛ばすレースをしていましたが“攻めの姿勢”が目に付くようになりました」

「苦しいときは私の背中を見て」と、W杯優勝に導いた澤に続けるか。