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相澤 洋美
2018/02/02

警察官不採用からの挑戦 清掃班リーダーに抜擢された理由

東日本環境アクセスのプロフェッショナルたち #1

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「できないこと」こそ進んでやりたい

すっかり板についたスーツ姿で、次の営業先に向かう

 学生時代、空手道部だった小林さんは、監督からいつも「できることをやるのは、練習ではなく遊び。できないことをやるのが練習」と言われてきた。厳しい監督だったというが、おかげで不屈の精神が身についたと話す。

「仕事も同じなんですよね。できないことや難しいことだからこそ、挑戦のしがいがある。自分にはできないと思っていたことにも少しずつ関わって、仕事内容を広げるよう心がけています」

信頼する田中所長(左)、折茂副所長(右)と一緒に

現状に満足せず、常にチャレンジ

大勢の前で発表に挑む小林さん ©東日本環境アクセス

 もう一つ、小林さんが心がけているのは「現状に満足しない」ということ。

「営業の仕事には限界がない。自分でやろうと思えば、どこまでもできるんですよ。今は特に環境の変化が早いので、現状に満足せず、自分も仕事も常に進化していけるよう意識しています」

 先月、小林さんは大きな挑戦をした。「JR東日本SCフォーラム」業務報告会の関東予選会に、社内選考で抜擢され出場したのだ。残念ながら本選には進めなかったが、後日偶然会った大手ショッピングセンターの社長から「東日本環境アクセスの小林さん」と名前を覚えて呼びかけてもらったそうだ。

「一人たった8分間の発表で、22人も発表者がいて、どうやってアピールをするか、自分の一番伝えたいことを、ストレートに相手へ投げかけられるか。『瞬間の印象付け』の難しさを学びました。結果は出せませんでしたが、手ごたえはあったのかな。これからも機会があれば、ぜひチャレンジを続けていきたいです」

 休日は実家に戻り、愛犬のミニチュアダックスに会うのが、今は一番の癒し。「世界で一番かわいい」と目を細める。

2017年11月に日本武道館で開催された、第35回全日本実業団空手道選手権大会で ©東日本環境アクセス

 ずっと続けていた空手は、今は指導者として町の道場で子どもたちに教えている。

「社会人の空手経験者が集まった空手サークルにも所属していますが、さらに強くなって、技術力や体力も含めてスキルアップするために、キックボクシングでも汗を流しています」

 趣味も仕事も全力で挑む。

「何にでも挑戦させてくれる今の職場が、僕にとっての“ベストアンサー”だった。これからも、挑戦を続けていきたいですね。今後はマネジメントのことも勉強していきたいです」

 小林さんの挑戦は、これからも続く。

写真=佐藤亘/文藝春秋

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