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2018/02/16

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自分が笑顔だと、相手も笑顔になる

 学校を卒業後、ニャムさんはパート社員から契約社員になった。家族も友達もいなくて不安だったニャムさんだが、「みんな優しく親切で、何でも詳しく教えてくれる。いい人に囲まれ、今はもう全然寂しくない」と笑顔を見せる。

手作りのお弁当で同僚とランチタイム

 ニャムさんが心がけているのは、「常に笑顔でいること」。これは、現在の上司である渡辺養一所長の影響だ。

「所長の笑顔を見ると、私も明るくて楽しい気持ちになる。相手に笑顔で接してほしいなら、自分が笑顔でいればいいんだと、所長に教えてもらいました」

 ニャムさんの笑顔につられ、電車を降りたお客様が、「お疲れさま」と声をかけてくれることもあるという。

「そんな時は、一日やる気になれる。だから同僚にも笑顔だといいことあるよ、と話しています」

笑顔で、到着のお客様をお迎えする

 掃除の仕事が楽しくて仕方ないというニャムさん。「新しいことを覚えて清掃技術があがっていくのが楽しい。私がいつも自慢していたら、ベトナムでも日本の掃除を学びたいという人が増えて来た。もっと仕事を覚えて、もっと掃除が上手になりたい」と意欲を燃やす。

 掃除が上手になった以外に、この会社に入ってよかったと思うのは? と聞くと、「(同僚やスタッフの)みんなに会えたこと。みんないい人ばかり。同僚やお父さんみたいなスタッフの方と一緒にいると、ベトナムにいるみたいです」と嬉しそうに話した。

「笑顔が素敵な渡辺所長(左)といると自然と笑顔になります」

 ニャムさんは今、去年ベトナムから来日した弟と一緒に暮らす。「毎朝5時半に起きてお弁当と朝食を作り、しっかり目を覚ましてから会社に来ます。起き抜けの寝ぼけた顔でお客様に接すると失礼だから」と答える顔に、プロフェッショナルの意気込みを感じる。

この日のお弁当は、手の込んだ煮豚と煮卵。「日本のお米が大好きです」