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斉藤由貴の“女優魂” 助演女優賞受賞で本格復帰へ

「スケバン刑事」から早33年

 不倫騒動から半年。沈黙を続けていた斉藤由貴(51)が本格的な女優活動復帰に向けて狼煙(のろし)を上げた。

「東京映画記者会が主催する第60回ブルーリボン賞の発表が1月23日にあり、福山雅治(48)主演の『三度目の殺人』に出演した斉藤が、助演女優賞に選ばれたのです。85年に新人賞を獲って以来、32年ぶりの受賞。被害者の妻役で出番は少なくとも、不気味で狂気に満ちた演技はさすが。本人は『このタイミングで賞をいただけるとは』と複雑な一面を見せながらも喜んでいます」(映画記者)

 斉藤と同年代の主治医の“W不倫”を本誌が報じたのは、昨年8月のことだった。

「即座に会見した斉藤は不倫関係を否定しましたが、『FLASH』に相手医師の破廉恥な写真まで掲載されて万事休す。事務所を通して不倫を認め、今年の大河ドラマ『西郷どん』などの出演を辞退した」(芸能デスク)

 女優生命の危機かとまで囁かれた中、斉藤サイドの対応は沈着だった。

「斉藤が所属するのは沢口靖子(52)や長澤まさみ(30)ら女優を多く擁する老舗事務所。テレビやラジオなどの仕事は辞退する一方で映画撮影は密かに続行。昨年暮に公開された桐谷美玲(28)主演の『リベンジgirl』では舞台挨拶に参加。会見以来の公の場となったが、余計な話はせずに左手薬指の指輪をさり気なく見せ、後は口を開くタイミングを待っていた。それが今回の受賞です」(別の映画記者)

 受賞発表日には、スポーツ各紙の取材に応じた。

「喜びの声と共に『昨年はいろいろな葛藤があった』と明かし、夫と3人の子供との関係も良好と強調。不倫問題について黙ったまま2月8日の授賞式に臨めば、斉藤に注目が集まり質問攻めにあうのは必定。その前にうまくガス抜きをしたのです」(映画関係者)

 これにて一件落着。

「特に破廉恥写真はさすがにダメージになったが、それを救ったのが培ってきた演技力。受賞作の是枝裕和監督は『本質を直接言わずに表現してくれる芝居をする』と称え、演出家の三谷幸喜は『コメディエンヌの天才』と評しています。業界内のファンが励まし続けたことも彼女を勇気づけたはず」(同前)

 女優魂に感服。