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ボーネルンド社長、北九州市を語る「すべては『あそびのせかい』から始まった」

「市制55周年 GO!GO!北九州市」特集

北九州『あそびのせかい』から、すべては始まった

 
 

 子どもたちは、生きるために必要なことのすべてを遊びながら学びます。遊ぶことは、食べることや寝ることと並んで大切なことなのです。つまり、遊具というのは、“こころ・頭・からだ”を育てるための大切な「生活道具」なのです。それだけに、色、形、構造、機能などすべてに高いクオリティが求められます。わたしたちはいまから37年前に「ボーネルンド」を立ち上げ、欧米のすぐれたあそび道具を紹介するとともに、子どもたちのための「あそび環境」をつくるために様々なトライアルを続けてきました。

 転機となったのは、2001年、北九州市小倉駅前のアジア太平洋インポートマート(AIM)で開催された「ヨーロッパフェア 遊びの価値と環境デザイン展」でした。市からの要請でわたしたちもそこに出展し、子どもたちが遊具で自由に遊べるスペースをつくりました。これが大好評で、3ヵ月の会期終了後、AIM内に本格的な施設をつくろうというお話を北九州市さまからいただいたのです。広さ、なんと2000坪。わたくしどもは世界各国のメーカーをまわって協力を要請しました。「北九州市に世界で初めてのインドアプレイグラウンドをつくろう」と。そして2002年11月、北九州「あそびのせかい」がオープンしたのです。

 これは単なるアミューズメント施設ではなく、「遊んで学ぶ」「体験しながら育つ」というわたしたちの教育的観点にもとづいたものでした。北九州市さんもその点をきちんと理解してサポートしてくださったおかげで、初めての試みとしては大変充実したものとなりました。そこで1年7ヶ月運営し、入場者数は66万人という結果を残すことができたのです。日本では、遊びが足りないことで子どもたちの知力、体力が低下しているという問題が浮上していた時期です。わたしたちのちからでその問題を少しでも改善できればと、その後、北九州で学んだノウハウを活かし、インドアプレイグラウンドとショップを組み合わせた「ボーネルンド あそびのせかい」を全国で展開することにしたのです。現在「あそびのせかい」は22ヵ所。それ以外に、行政さんと一緒もやらせていただいている施設が約20ヵ所あります。そのすべての原点が北九州市だったのです。

 北九州市さんの取り組みは、「子育てふれあい交流プラザ 元気のもり」や「子どもの館」として継承、発展しています。「遊びから未来を変える」。これからも北九州市さんを応援していきたいと思っています。

株式会社ボーネルンド代表取締役社長
中西弘子さん
株式会社ボーネルンド代表取締役社長
中西弘子さん

中西弘子/なかにし・ひろこ 1981年、株式会社ボーネルンドを設立。以来、一貫して“あそびの道具と環境”を提供する事業を展開している。2004年からは、親子一緒に様々なあそびを体験できる室内あそび場「キドキド」事業をスタート。現在全国21カ所。年間243万人以上の親子が訪れている。

衣・食・住・自然……魅力あふれる北九州市をもっともっと応援したい。各界著名人の方々からメッセージが寄せられています。


◆「市制55周年 GO!GO!北九州市」特集

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締切:平成30年3月31日(土)

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