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吉本実憂さん、北九州市を語る「泥だらけで遊んだ干潟が、わたしの原風景」

「市制55周年 GO!GO!北九州市」特集

泥だらけで遊んだ干潟が、わたしの原風景

 
 

 自宅は海のそばで、そこに曽根干潟というとっても広い干潟があるんです。大潮のときは、沖にある小さな無人島・間島まで歩いて渡ることもできます。そこで小さい頃から遊んでいました。いまでも地元にもどると、真っ先に行くのが曽根干潟です。学校の行事でも、「泥んこ集会」と「クリーン作戦」というのがありました。泥んこ集会は、干潟の泥で遊ぼうというもので、みんなで泥にまみれながら、綱引きをしたり、輪投げをしたり。クリーン作戦は、いつも遊ばせてもらっている干潟をきれいにしようと、みんなで流れ着いたゴミを拾うんです。そうそう、曽根干潟にはカブトガニも生息しているんですよ。学校に「干潟の部屋」というのがあって、土とか水とか干潟と同じような環境にして、カブトガニを育てていました。空港から車で20分くらいのところに、そういう自然が残っている。それが北九州の魅力ですね。わたしの家のまわりも住宅地でそこそこ都会なんですけど、自然もいっぱいあって、小さい頃は木登りしたり、秘密基地をつくったりして遊んでいました。学校の校庭も裸足で駆け回っていましたね。校舎に入るときはちゃんと上履きをはきましたけど(笑)。

 北九州市の思い出はいっぱいあります。例えば、小倉祇園太鼓。もともと姉がチームに入って叩いていたんですが、それに憧れてわたしも小学校3年生から始めたんです。毎週土曜日に先生が学校に来て指導してくれました。で、定期的に発表会があったり、あとは近所の神社で披露したり、ホールで他の地域の人たちとやったり。中学時代は太鼓に触れる機会がなかったんですが、高校では祇園太鼓部があったので、すぐに入部しました。祇園太鼓って、ふたつの面で音が違うし、叩き方も違うんですよ。ドロとカンといって、ドロは音が低くてずっと同じリズムで叩きます。カンのほうは、ちょっとアレンジのきいたふりになっていて、カッコイイ。わたしはどっちもできるんですけど、どっちかといえばカンのほうが好きかな(笑)。それとジャンガラ。これはシンバルのちっちゃいやつみたいもので、太鼓を支える一番大切なものです。祇園祭を見る機会があれば、ぜひ注目してください。小さい頃はなかなか触らせてもらえなかったので、高校でジャンガラの練習ができて、すごく楽しかったですね。いまでもマイ・バチはもっています。自分の手の感触にぴったりくる重さがあるんです。太鼓さえあればいつでも叩けるんですけど、最近はなかなかそういう機会がなくて残念です(笑)。

 ほかにも、ついこの間閉館してしまったスペースワールドのイメージキャラクター・ラッキー。ラッキーのショーが大好きでおじいちゃんに何回も連れて行ってもらいました。それと、スペースワールドの隣にある「いのちのたび博物館」。あとは家族でよく行った「資さんうどん」。安くてボリューム満点。わたしはわかめうどんが一押しです。それと、いちばんなつかしいのは、わたしのおじいちゃんがつくってくれたおにぎりですね。おじいちゃんはおにぎりをつくるのがとっても上手だったんです。わたしが同じお米と海苔と梅干を使ってにぎっても、あの味がでないんですよね。なぜだろう(笑)。

 あーっ、こんな話をしていたら、急に帰りたくなってきた。北九州市にはもっともっと魅力的なものがたくさんあります。一人でも多くの人にその魅力を知ってもらいたいですね。

女優
吉本実憂さん
女優
吉本実憂さん

吉本実憂/よしもと・みゆ 1996年北九州市小倉生まれ。2012年、「第13回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリを受賞。2014年『獣医さん、事件ですよ』でドラマデビュー。以後、『アイムホーム』『表参道高校合唱部!』『罪の余白』『HiGH&LOW THE RED RAIN』『クズの本懐』等、話題作に出演、女優として注目を集めている。ヤマザキビスケットのCM出演中。

衣・食・住・自然……魅力あふれる北九州市をもっともっと応援したい。各界著名人の方々からメッセージが寄せられています。


◆「市制55周年 GO!GO!北九州市」特集

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締切:平成30年3月31日(土)

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