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レギュラー7本 坂上忍の「コメント力」が評価される理由

芸能界屈指の麻雀の強豪

 坂上忍(50)の勢いが止まらない。4月から2本の新番組が加わり、レギュラーは計7本になる。

「坂上は2012年に『笑っていいとも!』の曜日コーナーに起用され、女性タレントの前で『ブスは嫌い』と言い放ったのをきっかけに毒舌ブームに乗り、頭角を現した。4年前に『バイキング』(フジ系)のMCに抜擢され、司会のスキルを磨いた。現在は、5本のレギュラーの他に芸能スクールを経営し、夕刊紙と週刊誌に連載エッセイを書くという、全盛期のみのもんた(73)を彷彿とさせる超多忙ぶり」(放送記者)

 オファーが殺到する坂上の魅力は、どこにあるのか。

「なんといっても、政治から芸能まで自分の言葉で喋れるコメント力。好き嫌い、良い悪いがはっきりしていて常に本音。大物芸能人に対しても忖度せずに物を言う。毒舌といわれますが、予定調和っぽい有吉弘行(43)ではなく、ビートたけし(71)に似たタイプです」(放送関係者)

 そんな坂上の新たな番組は、いずれもプレッシャーのかかる枠。

「ひとつはTBSの日曜午後8時。NHK大河ドラマと、視聴率20%前後の『世界の果てまでイッテQ!』(日テレ系)が並び立つ、これまで他局がことごとく弾き飛ばされてきた強力な枠。一方、フジの木曜午後9時は、30年の歴史に幕を下ろす『とんねるずのみなさんのおかげでした』の後番組。なにかと注目度は高い」(前出・放送記者)

 それでも引き受けるのが坂上らしさという。

「杉田かおる(53)と並ぶ人気子役でしたが、“子役は大成しない”のジンクス通り、ヤクザ映画に出たりしてイメージの転換を図ったがうまくいかず、一時期低迷。私生活でも自動車事故や離婚を経験した。TBSには以前からのオファーに応えた形ですが、フジは後番組が決まらず難航した末、坂上頼りになった。坂上としても再ブレイクするきっかけになったフジを断るわけにはいかない、と男気を発揮したのでしょう」(芸能デスク)

 坂上は大竹まこと(68)に言われた『俺たちはその時、呼ばれたところが自分の居場所になるんだよ』との言葉を大事にしているという。新番組は、彼にとってどんな居心地となるのだろう。