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睡眠改善につながる寝具の選び方

朝起きると腰に違和感がある、肩凝りがひどいといった体の痛みは 寝具が原因かもしれません。ほかにも暑くて寝苦しい、寒くて体が冷える、 これではぐっすり寝ることはできません。どんな寝具を選べばいいのかを伺いました。


 

敷き寝具選びのポイント

 敷き寝具を選ぶときは、ごろりと寝転んだときに体がどういう状態になっているかを見極めます。硬すぎる場合は、お尻や肩など体の出っ張っている部分や重い部分が沈み込まないために体が反った状態になります。その結果、肩や腰に負担がかかります。逆に柔らかすぎると体が沈み込み過ぎてしまうため、同じように腰や肩に負担がかかります。これが朝、目を覚ましたときに感じる腰痛や肩凝りの原因です。

 理想の敷き寝具のイメージは畳の上にふかふかの布団を敷いた状態。上部の柔らかい部分が体の凹凸に合わせてやさしく包み込みながらも、下から支えてくれるものを選びましょう。しっかり下から支えられていることで、体温調節をするのに必要な寝返りがうちやすくなり、睡眠時に血液や体液の循環が促進され安眠にもつながります。

 当然、体重や体格によってフィットするタイプは変わります。よく夫婦で一台のマットレスに寝ている方がいらっしゃいますが、私はお勧めしません。旦那さんの体には合っているけれど、奥さんには硬くて体が反っているということになりかねません。それぞれが自分の体に合うものを選び、並べて眠るのがいいと思います。

睡眠改善シニアインストラクター
内海 裕子さん
生活情報サイトAll About「健康・医療」領域担当編集者として「睡眠・快眠」ガイドサイト立ち上げを機に睡眠研究の第一人者、白川修一郎氏に師事。主な著書に『快眠のための朝の習慣・夜の習慣』(大和書房)などがある。
睡眠改善シニアインストラクター
内海 裕子さん
生活情報サイトAll About「健康・医療」領域担当編集者として「睡眠・快眠」ガイドサイト立ち上げを機に睡眠研究の第一人者、白川修一郎氏に師事。主な著書に『快眠のための朝の習慣・夜の習慣』(大和書房)などがある。

軽く保温性も高い掛け寝具が理想

 寝具内の温度を調整する掛け寝具も同じです。基本的に男性は暑がりですから、旦那さんに合わせると、奥さんは体が冷えて眠れないということになります。あと、掛け寝具でよく聞くのが、ずっしりと重い布団をずっと愛用しているという話。重い布団は寝返りにムダな体力を消耗し、温度・湿度調整もしにくいため、眠りの質を低下させてしまいがちです。最近は、薄くて軽いのに温かい掛け寝具がたくさんあります。重い布団で寝ている方はぜひ試してみてください。

 冒頭にお話ししたとおり、安眠に一番大切なのは、正しい生活習慣です。しかし、寝室の環境を整え、寝具を新調したことで逆に正しい生活習慣を意識するようになり、睡眠が改善した方もいらっしゃいます。まずは、快適な睡眠に向けた第一歩としてこの春、寝室や寝具を見直してみましょう。