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若き清掃マンが上野駅でぶつかった思いがけない「壁」

東日本環境アクセスのプロフェッショナルたち #3

2018/03/02

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 JR東日本のグループ会社「東日本環境アクセス」は、首都圏を中心とした駅や駅ビルの清潔感を保つ「清掃のプロ」として、清掃スタッフ約3800人が働いている。仕事に誇りを持つ人が多い中、“清掃”を通じて人生も花開かせた人がいる。

 子どもの頃から、整理整頓や掃除が好きで、「清掃」という仕事に興味があったという、久保山拓さん(30歳)。保育士と幼稚園教諭の資格を持つスペシャリストでもあり、現在は品質管理本部の人材育成部研修企画課に所属し、会社全体の教育体系や研修計画の策定から、新人教育、現場教育担当者の管理業務などを行っている。

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久保山拓さん。プライベートでは2児の父

清掃スタッフは“歩くインフォメーション”

「清掃にかかわる仕事がしたい」と望んでいた久保山さんが最初に飛び込んだのは、学生時代のテーマパークでのアルバイトだった。

「子どもの頃から家族で行っていた思い出の場所で、清掃という仕事に関わりながら、訪れる人に夢を与えるお手伝いができたらいいなと思いました」

 たくさんの人が集まる場所を選んだのは、人見知りを克服したいという思いもあった。実際に仕事を始めると、清掃スタッフにはパーク内を清潔に保つだけでなく、お客様の快適と安全を担う「歩くインフォメーション」としての役割が課せられていることがわかったという。

 久保山さんは、積極的に困っているお客様をサポートし、リーダーとして後輩を指導する立場になっていく。やればやるほど清掃の仕事に魅力を感じ、「一生の仕事にしたい」との思いを強めていった。

“清掃”という仕事に強い誇りを持っている

ライフスタイルを支えるお手伝い

 JR東日本のグループ会社「東日本環境アクセス」を就職先に選んだのは、「駅」の魅力が大きかった。「強い目的意識を持って訪れる人が多いテーマパークと違って、駅舎や駅ビルは、誰もが『生活の一部』として利用する場所。不特定多数の人が行き交う場所を安全で快適な空間にしていく仕事は、人々のライフスタイルを支えることにつながるのではないかと、魅力を感じました」

 念願叶って入社を果たした久保山さん。しかし、3ヵ月の研修を経て配属になった現場では、思いがけない「壁」が待っていた。

会社のロゴは、首都圏の人々の安全と快適を守る“プロの証”