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国会でも大流行中のインフルエンザ 元気なのは安倍首相だけ?

安倍首相は元気 ©文藝春秋

 この冬、過去最多記録を更新し続け、猛威をふるうインフルエンザ。政治家も人の子、例外ではないようで――。

「年明けから国会でも大流行中です。野田聖子総務大臣は、衆参の施政方針演説を欠席。大臣の欠席は17年ぶりのことでした。最近では共産党の志位和夫委員長、希望の玉木雄一郎代表、維新の馬場伸幸幹事長など、野党幹部が軒並みダウン。今国会では働き方改革関連法案や森友・加計・スパコン問題など、安倍政権を追及すべき課題が山積みなのですが……」(政治部記者)

 志位氏は、日韓議連の共産党代表として平昌五輪開会式を視察。帰国後に発症し、出演予定だったラジオ番組をキャンセルした。平昌に同行していた笠井亮政策委員長が急遽代理を務め、オンエアでは「極寒、という感じで、製氷室にも耐える防寒具で臨んだものの、それでも寒かった」と彼の地の過酷さを伝えたのだった。

 また、他党との合流や分党を巡り混迷を極めた希望の党でも感染者が続出している。

「民進との統一会派構想で動向が焦点となっていた細野豪志氏が、最終局面で姿を消し騒ぎになりましたが『人生で初めてインフルエンザにかかった』と釈明していました。同じく結党メンバーの長島昭久政調会長も直後に罹患し、『2人で謀議していたのでは』と疑われましたが、長島氏は『うちはA型、細野はB型だから!』と、火消しに回っていました(笑)」(前出・政治部記者)

 さらに、その約2週間後には玉木代表の罹患も発覚。18日、電話で直撃すると、

「B型でした。生まれて初めてかかりました」

――ストレスが原因では?

「心労じゃありませんよ(笑)。もう完治して、原発視察のために福島入りしています」

 一方、五輪開会式出席を巡り、右派議員から「インフルエンザで欠席する手もある」と進言されていた安倍晋三首相はいたって健康だ。フィギュアスケートの羽生結弦選手の演技をテレビ観戦し、興奮でみかんを握りつぶしそうだったという。

岸氏は82歳で国会議員を引退 ©文藝春秋

 実は、安倍首相の祖父で90歳まで生き、「昭和の妖怪」と呼ばれた岸信介元首相は長寿の秘訣をこう語っている。

「転ぶな、風邪ひくな、義理を欠け」

 2019年11月には、歴代首相在職1位となる安倍首相。「風邪」に関しては、祖父の遺訓を実践できているようだ。