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文春野球コラム

楽天の要・嶋基宏「星野仙一さんから学んだ“なにくそ”を若いチームに」

文春野球コラム オープン戦2018

2018/03/04

 いよいよプロ野球オープン戦が開幕しましたね! 2月1日にプロ野球正月を迎え、実戦モード全開のこの時期、とにかく選手にはケガだけはしないで欲しいとファンとして切に思うこの頃。

 はじめまして、この度、文春野球コラムを書かせてもらうことになりました、河内一朗と申します! 楽天イーグルスが運営するラジオ局「Rakuten.FM TOHOKU」で野球実況を担当させてもらっています。以前、かみじょうたけしさんに「田中将大に衝撃的質問をぶつけた独特すぎるラジオDJ」として記事にして頂きました。田中将大選手に好きなおにぎりの具を質問して以来、おにぎりの精に憑りつかれたかのように選手に好きな具について聞きまくっています。1980年生まれの、いわゆる松坂世代と言いたい37歳のおにぎりDJです。

 その記事が出た直後、過去何年も会ってもなかった友達からメッセージのオンパレードで、その時に文春野球コラムの影響力の凄まじさを知りました。ボクも優勝目掛け全力で楽しんでいきます、どうかお付き合いお願いします。

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 さて、楽天イーグルスは今年も沖縄本島から約100キロ、飛行機で飛ぶこと30分の地・久米島町でマジェスティックスプリングキャンプ2018をスタートさせました。1軍は久米島野球場、2軍は仲里球場で必死に己と戦う選手の姿がありました。

新選手会長の岡島豪郎 ©Rakuten Eagles

 今年から新選手会長になった岡島豪郎選手は久米島キャンプを振り返って、「(選手会長は)1人のチカラではどうにもならない、皆さんのチカラが必要なんです! このキャンプは常に全力で前を向いていたキャンプ」と、5年前の優勝をグランドレベルで知る人間だからこそ、その言葉に膨らみを増します。梨田監督も久米島キャンプのMVPに岡島選手の名を挙げ、「嶋がいない中、岡島が本当にチームを盛り立てて頑張ってくれた」と労っていました。その岡島選手に選手の間で「カイチョ―!」と呼ばれているので、率直な感想を聞いてみた。「しっくりきてないっすよ、でもいいあだ名を付けてもらいました」と何とも爽やかな豪郎スマイルで返答してくれました。

 そして、今回は梨田監督も精神的支柱と認めるチームの要、我らがキャプテンの嶋基宏選手に久米島野球場で話を聞かせてもらいました。何とも心強いことに3月1日から1軍合流という嬉しいニュースも舞い込んできました。

梨田監督も精神的支柱と認める嶋基宏 ©Rakuten Eagles
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