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華丸大吉、サンド、タカトシ……いま「仲良し」が売れる理由

 NHKが「あさイチ」の新司会者に博多華丸・大吉(共に47)を抜擢したのに続き、テレビ朝日も漫才コンビに期待を膨らませている。

「日曜夕方の『帰れまサンデー・見っけ隊』を月曜夜7時台に格上げ。『帰れマンデー見っけ隊(仮)』と名前を変えるだけで中身は変わらず。サンドウィッチマン(共に43)とタカアンドトシ(共に41)を中心とするメンバーによる、緩さが持ち味の旅番組。注目は地上波ゴールデン初進出の“サンド”の進化にある。テレ朝の今春の改編テーマである“挑戦”に相応しい番組ともいえる」(放送記者)

東日本大震災の復興支援も続けるサンドウィッチマン ©共同通信社

 漫才コンビのMC起用は珍しくないが、今のトレンドは「仲良し」にある、とテレビ関係者が話す。

「昔は仕事ではいいコンビぶりでも普段は交流もないのが当たり前だった。ダウンタウンの松本人志(54)と浜田雅功(54)は『相方の携帯番号も知らん』と言っていたほど。仲の悪さも手伝ってか売れるに従い各々のソロ活動が主体になるコンビが普通だったが、時流は変わった。仲の良さを隠さず、“バラ売り”しないコンビの活躍が目立っている。福岡の大学時代、落語研究会で一緒だった華丸・大吉と札幌の中学時代の同級生が結成したタカトシらに仙台出身のサンドが加わり、流れをつくったといえる。仲良しぶりが視聴者を安心させ、癒やすのだろう」

 サンドウィッチマンの伊達みきおと富澤たけしは高校時代、ラグビー部で同じ釜の飯を食った仲。

「07年のM-1グランプリで優勝するまではアパートで同居していた。お互い結婚した今も家族ぐるみの付き合いをするほど仲がいい。富澤が人見知りという理由もあるそうですが、漫才以外の仕事も常にコンビで出演。『バイキング』(フジ系)で人気パネラーになったのはまさにコンビ力。漫才のようにボケとツッコミを適宜入れ、番組のスパイスになっている。バラエティにも引っ張りだこですが、『一生ネタをやり続ける』と忙しい合間を縫って新ネタを作り全国ツアーをやっている。売れるとネタをしなくなるのではなく、さらにコンビが力を合わせネタを追求する姿勢も堅い支持に繋がっている」(芸能デスク)

 仲良きことは売れることかな。