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楽天・オコエ瑠偉の調子を上げる「勝利のメロンパン」

文春野球コラム オープン戦2018

 先月のお話、仕事で沖縄の金武町(きんちょう)ベースボールスタジアムで行われている楽天キャンプにお邪魔した。

 生放送3時間の番組中に数回、スタジオと金武町を繋いで生レポートするという内容だったのだが、生放送という事もあり中継の時間なんてのはザックリとしか決まっていない。それでなくとも選手、監督、コーチはタイトなスケジュールでキャンプをこなしている訳であるからアポイントメントは取りづらい状態なのだ。

 よってチャンスは朝、選手達が球場に到着しバスから降りるタイミングや、スタジアムからサブグラウンド、ブルペンへの移動のタイミングなどにぶら下がりで情報をキャッチしリポートするしかない。

 できれば選手がその中継が来るタイミングで偶然通りかかり、少しでも顔をみせてくれたり、ドロドロのユニフォームを一瞬みせてくれれば、それ以上の情報はないのだが、なかなか難しい。

銀次の釣り話と安樂の高校野球マニア話

 そんな中、楽天の広報を務める五十井寛之さんが神対応を見せてくれた。もちろん仕事としては球団、選手をPRしていかなければならないが、同時に選手をしっかり守るのも大切なお仕事だろう。その中で「選手もかみじょうさんを知らない訳ではないので、ルールの範囲内ならインタビューOKです! あと話を聞きたい選手がいれば遠慮なく言ってくださいねっ」。僕はもちろん、ディレクター含めスタッフ皆がホッと胸をなでおろした。

 そして選手の皆さんの心遣いにも感謝しかなかった。突然マイクを持って現れたにもかかわらず、戸村健次投手、足立祐一捕手、銀次選手はなかなかの長尺で話をしてくれる。銀次選手にいたっては趣味の釣りの話で、私の地元淡路島によくバス釣りに行くらしく、

「青い病院の近くにええ池があってよく行くんですよぉ!」

 いや、青い病院てどこ……。

 とにかく気さくに話しかけてくれるのが有り難い。

 安樂智大投手も「今年のセンバツ高校野球はどこが強いですか?」「松山聖陵のピッチャーがいいらしいですね!」と、さすがの高校野球マニアぶりを発揮してくれたり、練習試合のピッチングについて答えてくれたりと大サービス。

 菅原秀投手は丸刈りにした頭を自らナデナデ触りながら、なんとも愛くるしい感じで喋りかけてくれる。

かみじょう「丸刈りやけどなんか失敗したんですか?」

菅原「いえ、気合いです。今シーズン一軍で活躍するまでは丸刈りで行くと決めました!」

 なんとも気持ちのいい答えだ。他にも色々と喋ってくれたが、そのお話は今シーズン一軍で活躍すると確信しているのでその時に書こうと思う。