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“芸能界一の問題児”萩原健一67歳が挑む「明日への誓い」とは

 芸能活動51年目の“ショーケン”こと萩原健一(67)が新たな仕事に挑んでいる。

「2年ぶりのドラマとなるテレ朝の『明日への誓い』(25日放送)で久々に主演。しかも、萩原自身が初めて原案を手掛けた。元刑事の牧師が、昔逮捕した殺人犯と一緒に旅をするヒューマンもので、萩原は『キラリと光る作品は丁寧な作業から生まれる』と台詞や撮影にも心を砕いたようです。萩原は今、『構想を書き溜めてきた』というドラマ作りに情熱を燃やしています」(放送記者)

歌声も健在!

 それが、テレ朝の方向性と合致したのだという。

「昨年の『やすらぎの郷』に端を発する、往年の名俳優を起用したドラマ作りの流れとして、萩原の起用を挑戦と捉えているのです」(同前)

 GS時代は沢田研二(69)と並ぶ人気ボーカル。俳優に転身後は演技派として活躍してきた萩原だったが、その型破りな生き方ゆえ「芸能界一の問題児」とも言われてきた。映画関係者が振り返る。

「天性の演技力で監督たちから『いくつもの演技の引き出しを持つ役者』と評され、故・三國連太郎も『彼は面白かった。毎回全部違う演技をする』と絶賛。だが、頭角を現すうちに自我が出てきて、現場で意見というよりクレームをつけるようになった。果ては『透光の樹』(04年)撮影中に監督や共演者に暴言・暴行。恐喝未遂まで起こして警察沙汰に。トーク番組に出れば先輩役者の悪口を言ったりしてNGワードを連発。誰もが才能と魅力のある役者と認めても、一緒に仕事をしたいという人がほとんどいなくなってしまった」

 私生活も波乱万丈だった。

「83年に大麻所持で逮捕。その後も飲酒運転で交通事故。写真誌のカメラマンに暴行し書類送検されたこともある。しかし11年に元モデルと4度目の結婚をし、『ジェットコースターのような人生だったけど、今後は2人でメリーゴーラウンドのような人生』と、萩原らしくないスローライフを始めたことで心身ともに余裕ができたようです」(芸能デスク)

 今回のドラマで萩原は「反省した犯人に対して、人生はやり直せるということを教える刑事がいてもいいんじゃないか」との思いを込めたという。それは、萩原自身の人生観の投影のようにも思える。