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岡島、銀次……楽天選手の震災への想い 「がんばろう東北シリーズ」の舞台裏

文春野球コラム ペナントレース2018

2018/04/19

 震災を風化させず、東北から元気を発進する日として東北全体が一丸となり前進していくために「がんばろう東北」を誓いあう日として毎年開催している「がんばろう東北シリーズ」が行われた。復興商店街が設けられ東北の美味しい食べ物がずらりと並び、試合以外でも様々なイベントで盛り上がった。今回は選手へのインタビューと動画で、先週末3日間を振り返ってみようと思う。

TOHOKU SMILE PROJECT・募金に参加した岡島選手&八百板選手 ©Rakuten Eagles

 本拠地・楽天生命パーク宮城にロンドンバスが登場した。観覧車やメリーゴーラウンドに加えて日本球界初の試みだ! 実際に英国ロンドン市内を走っていた高さ3.8メートル、長さ12メートルの2階建てバスで、1階は33席、2階はオープントップで59席が設けられている。

ロンドンバスと立花球団社長 ©河内一朗

 立花陽三球団社長に話を聞くと「このバスで優勝パレードはある話だよ! だからその前にファンの皆さんにもロンドンバスに乗ってほしい」と、イーグルスファンの事を真剣に考えて、とにかく楽しんでもらおう、「ファンあってのプロ野球」なんだなと感じさせてくれる言葉を聞くことができた。

今季第1号が飛び出した岡島選手会長

 さて、ゲームの方は埼玉西武戦との初カード。1戦目、2戦目は苦戦を強いられたのは事実。だからこそ落とせない3戦目。この日はブラックの「TOHOKU PRIDEユニフォーム」を着用して挑んだ特別な試合だった。それまでの鬱憤を一気に晴らすかの様な猛攻で1回裏に打者一巡という形で8点を叩き出した結果、先発全員安打で12−6というスコアで勝利を手にしたのだ!

今季第1号を放った岡島選手 ©Rakuten Eagles

「今シーズンは我武者羅に全力で」と話してくれた岡島選手会長の今季第1号も飛び出した! そのHRを打つ約2時間前に話を聞かせてもらった。

 そしてゲーム終了後の言葉である。

岡島選手「これからも先制点を何とか取れるようにやっていきます!(ファンが待つレフトスタンドへのHRについて)ホームで打ったのは久々なんで気持ちよかったです! 根性と風で助かりました!」

河内「そんな嬉しい今日の夜は何を食べますか?」

岡島選手「うわー、今日はケーキ食べたいなぁ! 自分へのご褒美として、自分でショートケーキ買って帰ります(笑)」

 ちなみにそんなお茶目な岡島選手が好きなおにぎりの具は、「朝は梅だけど、夜はやっぱりシーチキン」おにぎり二刀流で先輩にも後輩にも愛される、愉快で頼もしい岡島選手会長である。

東北・岩手出身の銀次選手も大活躍

タイムリーを打った銀次選手のガッツポーズ ©Rakuten Eagles

 そして今シーズンは「本気になって野球に取り組む姿勢と明るさ」に注目してほしいと語っていた銀次選手は、この日タイムリーを含む3打点の活躍だった!

 ゲーム前の銀次選手をご覧いただこう。

 沢山の東北の子どもたちの前でタイムリーを放った銀次選手。東北・岩手出身の銀次選手が、東北の球団にいることをバットの結果で知らしめてくれた。何より、自身が語っていた言葉通りに「ブチかまして」くれたのは心底嬉しかった!