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“とにかく暗い”高橋由伸 巨人の弱点は監督だった……

激励会であいさつする高橋監督 ©共同通信社

 3月30日のプロ野球開幕を控えて、19日に行われた恒例のセ・リーグのファンミーティングでのこと。

「司会者に『期待する選手は?』と聞かれた巨人の高橋由伸監督が『上原(浩治)、野上(亮磨)』に加えて、『ゲレーロ』と答えたんです。会場からは『中日の選手だろ』とヤジられてしまった(笑)」(ベテラン記者)

 高橋監督が答えた選手はいずれも今季からの移籍組。司会者が「(生え抜きの)岡本(和真)、いいじゃないですか」と水を向けたが――。

「『そうですね』とソッケなかった。若手を売り込もうという気がない」(同前)

 続く中日の森繁和監督が、「(ゲレーロを)連れてきたのは私……ゲッツーを打ってくれることを期待します」とやって大ウケしたという。

「キツい嫌味ですが、プロレスのマイクパフォーマンスのようなもの。でも高橋監督が乗ってこないので、言いっ放しになっちゃった」(同前)

 一緒に登壇したドラフト1位の鍬原拓也について聞かれても、「僕は、まだ(球は)見てないですけどね」。

「鍬原は故障で出遅れていますが、あんな言い方はない。別の場面でも『誰が出てきてくれても僕としては同じ』と語るなど、これでは選手が意気に感じてプレーする気にならないのも当然です。今季の巨人は確かに補強で戦力が充実しましたが、問題は使い方です」(スポーツ紙デスク)

 例えば前出の岡本だ。

「14年のドラ1ですが、彼を見ていると巨人ではブレイクできなかった大田泰示(現日本ハム)と被る。オープン戦で調子がよくても、開幕後、ちょっと調子を崩すとベテランに押し出されて、そのまま2軍暮らしというパターンの繰り返し。岡本を我慢して使い続けることができるか否か。今季の巨人を占うポイントだと思います」(同前)

 就任3年目を迎えても選手の間からは「監督が何を考えているのか、分からない」という声が漏れているという。

「監督が『自分の意見を言わないから』とも言われるし、『そもそも自分の考えがないから、言えないのだ』と見る向きさえある。昨年は屈辱の13連敗を喫しましたが、このままでは2年連続Bクラスとなりかねません」(同前)

 開幕前から“とにかく暗い高橋”なのである。