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連載THIS WEEK

未亡人に宗男娘に女子アナ
熱すぎる北海道の女三国志

source : 週刊文春 2016年3月31日号

genre : ニュース, 政治

故中川昭一財務相の未亡人・郁子氏
Photo:Kyodo

 北の大地が揺れている。きっかけは、自民党が衆院北海道5区の補選、参院選をにらんで、北海道で一定の集票力を持つ鈴木宗男氏率いる新党大地と連携したことだ。宗男氏の娘・貴子氏(30)も民主党を離党、ゆくゆくは自民党入りが有力視されている。ただ、自民党関係者が嘆く。

「候補者調整で一悶着あるでしょう」

 前回、貴子氏は北海道7区で自民党の伊東良孝氏に225票差で惜敗。民主党の比例で復活当選した。貴子氏は7区から出馬の意向だが、伊東氏は昨年の市議選でトップ当選した34歳の息子を後継指名する方向だ。

「伊東氏が7区、貴子氏が比例と取り沙汰されるが、自民党は、公明党に選挙区を一つ譲っている関係で、比例の枠があまりない。そこで、かつて宗男氏の地盤だった旧北海道5区の11区が候補にあがっています」(同前)

 現職の中川郁子衆院議員(57)は昨年3月、「週刊新潮」に門博文衆院議員との“路チュー”写真を撮られ、その後も親密ぶりが報じられた。

「後援会幹部も呆れており、引退論も消えない。11区には宗男氏の故郷・足寄町があり、鈴木ファンが多い金城湯池でもある」(同前)

 ところが、思わぬ伏兵が。

「民主党の公認候補として、石川知裕元衆院議員の妻、香織氏(31)が浮上しているのです」(民主党関係者)

 もともと宗男氏は、11区では、小沢一郎氏の秘書だった石川氏を推してきた。石川氏は当選3回を重ねたが、2013年に陸山会事件の2審で有罪判決を受けると、「貴子氏に早く議員バッジをつけさせたい宗男氏の意向を汲んで議員辞職した」(同前)。

 香織氏は元BS11アナウンサーで、中川氏と同じ聖心女子大出身。2月末には第2子を出産したばかりだ。

「石川氏は2017年秋まで公民権停止中。地元では、反自民の切り札として香織氏への待望論が高まっており、石川氏側も検討を始めています」(同前)

 一方、宗男氏は3月に入り、都内で石川氏と会談している。

「娘のためには、石川氏との連携を維持しておきたい。11区では反宗男の声も根強く、新党大地と民主党のタッグで中川陣営に対峙してきた。宗男氏と石川氏の有力支援者は重なるため、貴子氏出馬となった場合でも香織氏と戦うのは最も避けたいシナリオなのです」(同前)

 女三国志の行方はいかに。

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