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シルク・ドゥ・ソレイユ 創設30周年記念作品 「キュリオス」の奇跡

CABINET OF CURIOSITIES

PRsource : 週刊文春 2018年5月3・10日号

芸術性と洗練を極めたサーカス「シルク・ドゥ・ソレイユ」。大道芸人としてスタートした頃から続く“クレイジーで自由な精神”が息づく観る者の想像力を解き放つ、きらめきの小宇宙へ!

生命の息吹が見える高度なアクロバット〈ロシアン・クレードル〉。

観るほどに深みに嵌まる?! 好奇心の玉手箱「キュリオス」に夢中!

 興奮と衝撃、感動と驚嘆。すべての感情が揺さぶられる超一級のエンターテインメント「シルク・ドゥ・ソレイユ」(以下シルク)は、カナダのストリートで産声をあげ、洗練に洗練を重ねて今に至る。この奇跡のサーカスを初めて観るならば、その強烈なインパクトにしばらく身動きが出来なくなる程だ。だが何より素晴らしいのは、観客が何度でもまた足を運びたいと願わずにはいられない、新鮮な驚きと深い感銘を抱かせる生きた芸術として、常に生まれ変わり、輝き続けているという事だろう。

やがて驚きの結末を迎える美しい〈バランシング・オン・チェア〉

 日本公演最新作「キュリオス」はシルク創設から30年の進化と革新が詰め込まれ、全公演観劇済みという強者リピーターはもちろん、今公演が“シルクデビュー”という人にもうってつけの、見どころ溢れる最高傑作だ。

 幾重にも折り重なった深いテーマを持つ「キュリオス」だが、まずは会場の入口に書かれた“ENTER HERE TO EXIT REALITY”〈現実からの出口の入り口はこちら〉という言葉に身をまかせ、ただただ素直に、世界中から集まった一流アーティストの鍛え抜かれた肉体が繰り広げるダイナミックな極限のアクロバットに興奮したい。そして、誰もが未来を夢見た19世紀産業革命の時代を彷彿とさせる、ノスタルジックで独創的な「スチームパンク」風の演出に胸を躍らせよう。そこにいつしか、「キュリオス」の演目内で展開されるテーマ、〈好奇心と想像力による心の開放〉〈奇跡を信じる力〉〈楽天主義という心の在り方〉がじんわりと胸に沁み、優しく腑に落ちてくるのを感じ取ることが出来るだろう。 世界がどれほど心躍る場所であるかをあなたが再び発見し、見届けることが出来るよう、アーティスト達は公演中何度でも微笑みかけてくれるに違いない。

まるで全員が一つの生物のごとく繰り広げる驚異の柔軟技〈コントーション〉