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眞子さまのご婚約に疑問を持つ国民の意見には2つの潮流がある

河西 私は、今回の場合、婚約に疑問を持つ国民の意見に2つの潮流があると思います。1つは婚約者である小室圭さんの家庭が借金トラブルを抱えていて、眞子内親王へ支払われる一時金が借金返済のために補填される可能性への不満。「税金を借金返済に充てるのは許せない」という意見ですね。

2017年9月3日、婚約内定会見での眞子さまと小室圭さん ©JMPA

 もう1つは、女性宮家の問題です。眞子内親王が小室圭さんと結婚して男の子が生まれた場合、何らかの法整備の後に、眞子さんを皇族に戻し、その子どもや小室圭さんが皇族になる可能性があるのでは、と。もちろん眞子内親王が降嫁したら、皇籍からは離れて一般国民と同じ扱いになるのですが、皇族として行っていた公務を委嘱するという話もありますね。そうすると、皇族に戻す話に現実味がないわけでもない。だから、インターネットを見ていると、「小室さんとは破談にして、眞子内親王は旧皇族の男性と結婚したほうがいいんじゃないか」という意見は根強いです。

 

S記者 女性宮家創設の議論は、悠仁さまがお生まれになって以降、ほとんど進展がなく、眞子さまのご婚約によって立ち消えになってしまったようなものですもんね。

 お二人の結婚式は、帝国ホテルで今年の11月4日に行われる予定だったじゃないですか。私は、NHKの婚約報道を見たとき「これは眞子さまによる『女性宮家ご辞退宣言』だ」と思ったんです。眞子さまが民間へ嫁がれる以上、秋篠宮家の中で佳子さまにだけ皇室に残っていただくことは難しい。そうなると、残るは愛子さまお一人だけだと。でも結婚が2年延期になったことで、もし万が一その間に女性宮家創設の議論が再燃すれば、事態がどう動くか分からないと今では考えています。

辛酸 こういうトラブルが繰り返されると、日本人の皇室全体への憧れというか、尊敬の気持ちが薄らいでしまいますよね。

 

河西 小室家を護衛するためのSPにかかっている費用は多額にのぼる、という報道も出ています。

辛酸 まだまだ日本人の中には、天皇陛下や皇族方こそ素晴らしい人間性をお持ちであってほしいと願う人は多いと思います。小室圭さんの出現で、いろいろなことが揺らいでしまったように思いますね。しかも眞子さまは、伊勢神宮祭主になられた黒田清子さんの後を継がれるであろう「女性皇族のお手本」のような方だったので。

2012年5月14日、伊勢神宮の臨時神宮祭主として「神御衣祭」(かんみそさい)で初めて祭典奉仕を行った黒田清子さん ©文藝春秋

S記者 眞子さまご本人も、傷つかれているのではないかと思います。最近話題になったのは、眞子さまがご勤務先の「インターメディアテク」のウェブサイトでお書きになった「キノコ」というタイトルのコラム。「ところで、あくまで個人的な感想だが、この写実的なキノコ模型、見て美しいとは感じるものの、美味しそうと感じないのが不思議である。もっとも、本模型はすべて毒キノコとのことである」とちょっぴりシュールな文章を綴られています。

辛酸 毒キノコの模型を眺めながら、癒されていらっしゃるのでしょうか……。見た目に惑わされていた、と遠回しにおっしゃっているようでもありますね。平成を振り返ると、私にとっては「佳子さまブーム」(2015年)のインパクトも大きかったです。今、イギリスのリーズ大にご留学中ですけれども、小学生のころからフィギュアスケート、高校から大学にかけてはヒップホップダンスといった「ご自分の見せ方」をだんだんと身につけてこられました。

2017年7月31日、「第41回全国高等学校総合文化祭」のため宮城県を訪問された秋篠宮さまと佳子さま ©JMPA

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