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宮家のほうがベールに包まれている

──基本的なおさらいですが、天皇陛下や皇族方のお過ごしようを報道陣が知る機会としては、どういった記者会見が行われているんでしょうか?

S記者 宮内庁長官(山本信一郎氏)や、宮内庁次長(西村泰彦氏)による定例の記者会見が行われています。さらに天皇皇后両陛下の場合は、侍従次長(高橋美佐男氏)からオフレコで説明の場が設けられているそうです。皇太子ご一家の場合は週1回、だいたい金曜日に東宮大夫(小田野展丈氏)の定例会見があります。こういった記者会見には「宮内記者会」所属の記者のみが出席できます。週刊誌の記者が所属する「雑誌協会」などは“排除”されているんです。

 各宮家について、こういった定例の記者会見がありません。次長会見で1週間のスケジュールについては説明があるようですが、細かいお過ごしようについては分からない。たとえば秋篠宮家を取材しよう、と思ってもそう簡単に情報が取れるわけではないんです。

 

――学術的な研究のうえでも、宮家のほうが情報収集は大変ですか?

河西  難しいですね。宮家に関する資料は、古いものでも公表されていないものも多いですし、そもそもどこに資料が所蔵されているのかすぐには分からないんです。内廷皇族(天皇皇后両陛下、皇太子ご一家)に関するものであれば、宮内庁のほうでもしっかりと把握しているのでしょうが、宮家になると行動すら全体を把握していない可能性があります。

辛酸 ある意味で、宮家のほうがベールに包まれているんですね。「承子さまミクシィ流出」(2007年)では、高円宮家のご長女・承子さまの奔放な留学生活が明らかになりました。

「ヒップホップダンサーを名乗る高円宮承子さま 20歳女性皇族『赤裸々ホームページ日記』」(「週刊文春」2007年2月8日号)で、エディンバラ大に留学中の承子さまがミクシィに赤裸々な書き込みをされていたことが報じられたのです。

「クラブイベントに行ってきました。初めて生でストリップショーっていうものを見たけどエグかったぁ…」
 

「早い話が、三角関係(親友→彼氏→私)なのです」
 

「好きな人がゲイ…。終わってる」
 

「私も親さえ良いなら胸にヤモリの刺青入れたいんだけどなぁ~…間違いなく縁切られますからね(笑)」

「ヒップホップダンサーを名乗る高円宮承子さま 20歳女性皇族『赤裸々ホームページ日記』」(「週刊文春」2007年2月8日号)

2008年7月1日、イギリス留学から帰国された承子さま ©文藝春秋

 記事の中では、ミクシィを通じてメッセージを送信した記者に対する承子さまからのお返事も紹介されていて、ご返信は「ごきげんよう…」から始まり、「ミクシィや高校時代に制作したHPを日本の友人たちとの交流に役立てていること、英国での留学生活は大変だが、よい勉強になっていること、などが綴られていた」そうです。

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