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連載この人のスケジュール表

気鋭の尺八奏者・松村湧太が尺八を始めた理由

この人のスケジュール表

2018/05/17
松村湧太さん

 新進気鋭の尺八奏者にしてピアニスト、歌手と三役で活躍する松村湧太さんが、6月30日、京都芸術劇場の春秋座で藤間勘十郎文芸シリーズ其の三「恐怖時代/多神教」に出演する。

「泉鏡花作の『多神教』で、神楽(かぐら)的な音楽が流れる中、尺八を演奏する村人のお役です。去年は主演舞台で滝廉太郎役を務めさせて頂き、ピアノと歌を披露しましたが、演技で4役といえば、そうなりますね(笑)」

 小学6年のとき、CDで名匠・宮城道雄の『春の海』を聴いて、尺八を習い始めた。

「僕は京都出身ですが、外国人の吹く尺八ジャズのライブと伝統的な尺八の演奏会の2つが身近にある環境でした。特に和の楽器という意識はなくて、“吹けたらかっこいい笛”という感覚でした」

 昨年の競泳ジャパンオープンでは、尺八で国歌独奏を担当。自在な演奏が可能な音楽家として、海外公演や、様々なジャンルのアーティストとのコラボレーションも多い。

「6月の舞台をまとめる勘十郎さんは、演出・振付・脚本・作曲とあらゆる部分を手がけられています。

 僕も尺八はアドリブで吹きますが、お芝居と尺八のライブ演奏、両方をお楽しみ下さい」

2017競泳のジャパンオープンの開会式では、国歌独奏で尺八を披露。「演奏した後は、競技が間近で見られて感動しました」
世界的な人権NGO「Human Rights Watch」のチャリティディナーにて。
吹き始める前の静寂のひととき……。
尺八、ピアノ、ヴォーカル、どの表現手段を使っていても、「誰が聴いてもきれいなメロディの曲」を聴かせるのが得意だという。
松村さんがアーティストとして一番の目標にする、グラミー賞も受賞している世界最高の男性シンガーDavid Phelps夫婦と(2017年11月)。
2013年に初めてアメリカを訪れ、David Phelps氏のコンサートを見に行き、本人と話をして興味を持ってもらい、その直後に共演が決定。即日ステージで共演した。このときの動画はこちら(https://youtu.be/LbjOpPX9L3c)。
 

INFORMATION

松村湧太さんオフィシャルブログ
https://ameblo.jp/disneyinshaku8/

『恐怖時代/多神教』
チケット予約 TEL 075-791-8240
http://k-pac.org/?p=5026

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