スマートフォンを日々使っていると、データ通信量の消費は何かと気になるもの。なかでも格安SIMのように通信量の制限が厳しい環境では、少しでも使う量を節約して、月額の上限を超えないように工夫したいところです。

 こうした場合、街中のフリーWi-Fiスポットを活用して、SIMの通信量を抑えるという方法がありますが、ひとくちにフリーWi-Fiスポットといっても、コンビニチェーンや飲食店、鉄道事業者、さらには自治体まで多数の事業者が提供しており、すべてについて設定を行うのは莫大な手間がかかります。通勤や通学のルートにフリーWi-Fiスポットがいくつもあるのは知っていても、一度も接続したことがないユーザは多いのではないでしょうか。

面倒なIDやパスワードの入力も不要

 そんな場合に便利なのが、スマホアプリ「タウンWiFi(https://townwifi.jp/)」です。このアプリは、国内外200万以上のフリーWi-Fiスポットの接続情報を内蔵し、わずらわしいIDやパスワードの入力抜きに、これらに接続する機能を備えています。スマホにインストールしておくだけで、全国どこに行ってもその先で提供されているフリーWi-Fiスポットを利用でき、知らず知らずのうちに通信量を大幅に削減できるというわけです。

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「タウンWiFi」。iOS用とAndroid用が用意されています

街中のフリーWi-Fiスポットに自動接続

 初回セットアップ時にはフリーWi-Fiスポットの一覧が表示され、どれを有効にするか尋ねられます。特定のフリーWi-Fiスポットだけをオンにすることもできますが、それだとこのアプリの真価は発揮できません。ひとまずすべてをオンのままインストールを完了し、使えないと判断したものをあとからオフにしたほうがよいでしょう。ふだん意識していないだけで、実は便利なフリーWi-Fiスポットが存在する可能性もあるからです。

 インストールを終え、街中のフリーWi-Fiスポットに近づくと、自動的に接続が試みられます。初回はバックグラウンドで会員登録などが行われるため時間がかかることもありますが、二度目からはたいていスムーズに接続できます。来店者向けWi-Fiスポットのある飲食店に入ると、席についてスマホを取り出した段階で、接続が完了しているイメージです。

初回セットアップ時にはフリーWi-Fiスポットの一覧が表示されますが、ひとまず全て有効のままインストールしたほうがよいでしょう
入力した性別や生年月日などの情報をもとに、各事業者のフリーWi-Fiスポットに自動的に会員登録が行われます
アプリのメイン画面。街中にあるフリーWi-Fiスポットの一覧が表示されています。タップすると事業者などの情報を見ることができます
最寄りのフリーWi-Fiスポットに自動的に接続されます。ポップアップで案内が表示されますので、利用をはじめる前に規約には目を通しておくことをお勧めします