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6万人がフォローするアカウント「上馬キリスト教会」 “ツイッター伝道”とは何なのか

聖書とツイッターは相性がいい?(前編)

note

「聖書って面白くないんですよ!」

――話は変わりますが、おふたりはこちらの教会で出会われたのですか?

ふざけ 僕は生まれたときからこの教会にいました。まじめが初めて教会に来たのが15年前で、僕はまだ9歳とか10歳でしたね。フォロワーの方には同世代と思われがちですが、僕たち、実は12歳違いなんです。

 

まじめ 初めて来たとき、僕は大学4年生でした。年齢差もあるので、彼に聖書を教えたりもしていました。聖書に関しては「昔、教えたよ」って言っても、「覚えてな~い」と返されるけど……。

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ふざけ 聖書って面白くないんですよ! だから、僕はキリスト教徒ですが全然詳しくありません。聖書のエピソードは“モーセの海割り”と“ノアの箱舟”くらいしか知らないので、いつも彼らをいじってネタにしています(笑)。

画像で大喜利

まじめさんは、歩くwikipediaです

――やけにモーセのツイートが多いと思ったら、そういった事情があったんですね。そのころから「まじめ担当」「ふざけ担当」という分担があったんですか?

ふざけ 役割分担は、アカウントを作るときに僕が勝手に決めました。まじめって、すごく頭がよくて、歩くwikipediaのような存在なんです。まじめの“本業”は行政書士なんですが、それも「やる」と言ってから半年くらいで試験に合格していましたね。当然、聖書にも明るいので、キリスト教豆知識などのツイートは彼が担当しています。

まじめ 勉強すると決めたらとことんやるタイプなんです。気になったことも、その場ですぐ調べるのが好きで、知識系ツイート担当になっています。

 

ふざけ 僕は、今ツイッターで流行っていることなどトレンド担当です。テレビやお笑いがもともと好きなので、大喜利やネタツイートをいつもしています。ランニングが趣味なんですが、走っている間もずっとお笑い芸人さんのトークを聞いて日々笑いの勉強をしています(笑)。

1万7000リツイートされた「シンボルが処刑道具」

――まじめ、ふざけ、というよりお笑い担当と知識担当、のような分担があるんですね。ちなみに、今までで一番ウケたのはどのツイートでしょう。

ふざけ 「シンボルが処刑道具」というツイートで、この教会の十字架をカメラで撮って載せました。#自社製品を自虐してみた というハッシュタグに乗ったんですが、それが1万7000リツイートされたんです。

十字架は上馬キリスト教会に掲げられているもの

まじめ でもこれには怒っている方もずいぶんいらっしゃいました。十字架を貶めるな、と言われたんですが、僕たちは貶めるつもりなんか、もちろんない。十字架によってイエス様が処刑された、ということがキリスト教の中で大事な出来事で、そのつらい記憶を忘れないためにクリスチャンは十字架を常に掲げている、という「事実」にのっとっていじっているだけなので。