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ディーン・フジオカ「『この企画を考えた人たちは狂ってるな』思いました(笑)」

映画『海を駆ける』主演を通して感じたこと #1

 5月26日公開の映画『海を駆ける』(深田晃司監督)に主演するディーン・フジオカ。

 個人的にも縁の深いインドネシア、中でも複雑な歴史を持つバンダ・アチェでの撮影は、両国のキャスト・スタッフが入り混じり、新たな可能性を感じるものだったという。

 深田監督とも様々に意見を交わしながら作り上げていった謎の男・ラウを、どのように演じたのか。様々な角度から本作を語る。

©鈴木七絵/文藝春秋

「日本とインドネシアなどの共同製作」に驚く

――まずは映画『海を駆ける』のどういう点に惹かれて出演を決められたのか、企画を聞いたときの最初の印象を教えてください。

ディーン 日本とインドネシアなどの共同製作という企画を、それも日本の映画会社が主導でやる時代になったのか、という驚きがまずありました。そして驚いたことに、インドネシアの首都であるジャカルタではなく、バンダ・アチェというこれまた特殊な歴史を持ったエリアで撮影をするという。正直なところ、「この企画を考えた人たちは狂ってるな」と思いました(笑)。と同時に、こんな企画が成立するのなら、絶対そこに自分もいたいなと強く思ったんです。インドネシア国籍の妻と結婚して、自分がインドネシアと縁の深い人生になったのは、2009年頃から。いつかインドネシアで映画の撮影をしてみたいという気持ちはそれ以来ずっとありましたから。

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