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連載シネマチャート

親友の息子の遺体とともに故郷へ向かう男たち 「30年後の同窓会」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

2003年12月、アメリカ東部。サル(ブライアン・クランストン)が営む寂れたバーを、ベトナム戦争にともに従軍したドク(スティーヴ・カレル)が訪れる。2人は翌朝、やはりともに従軍し、現在は神父のミューラー(ローレンス・フィッシュバーン)の教会へ車を走らせる。ドクは30年ぶりに再会した2人に、イラク戦争に従軍した21歳の一人息子が、2日前にバグダッドで戦死したと告げる。2人に付き添われて遺体と対面したドクは、息子の死に関する真実を知り、軍によるアーリントン墓地への埋葬を拒否し、故郷での埋葬を決意する。ドクの故郷へ棺とともに向かう彼らは、30年前のある事件の記憶に向き合うことになる。

〈解説〉

『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』に続く、リチャード・リンクレイターの脚本・監督作。30年ぶりに再会した男たちが友情で再生するロードムービー。125分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆好きな監督で期待したが、案外ゆるく、不燃焼感。いい俳優を使っているのに勿体無い。戦死者の弔いセレモニーに注目。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆『さらば冬のかもめ』と地続きのロードムービー。親密さと時の流れを感じさせるのは、「続篇の名手」の演出なればこそ。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★☆☆個性的な3人がアドリブのような会話を楽しませてくれる。戦場に立つ恐ろしさを代々体験するアメリカの記憶を見た。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆『さらば冬のかもめ』からバトンを継承。個的な時間の流れに歴史の層が浮かび上がる。リンクレイター節が存分に活きた。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆3人の男の葬儀ロードトリップ。ヴェトナムからイラク。退役軍人の話は大抵憂鬱だが今作はユーモアと温もりがある。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
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INFORMATION

「30年後の同窓会」(米)
TOHOシネマズ シャンテ他、全国にて公開中
監督・脚本:リチャード・リンクレイター
脚本・原作:ダリル・ポニックサン
出演:スティーヴ・カレル、ブライアン・クランストン、ローレンス・フィッシュバーン、J・クイントン・ジョンソン ほか
配給:ショウゲート
http://30years-dousoukai.jp/