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美智子さま、雅子さま、紀子さま――妻として、母として、女として「平成」をどう生きたのか

嫁姑問題、母子密着、皇位継承に揺れた天皇ご一家

 2019年4月で終わりを迎える「平成」。皇室は今、大きな変化のときを迎えている。嫁姑問題、母子密着、皇位継承をめぐる葛藤の日々……。数々のスクープの裏側を、皇室担当記者が初めて明かす!

2017年3月、愛子さまの学習院女子中等科卒業式 ©JMPA

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デスクA この数年は、平成皇室を語る上で節目ともいえる年月でした。天皇陛下、皇后陛下のご体調の問題が明るみに出たのは大きな転換点だったと言えるでしょう。2019年4月で天皇陛下は退位され、現在58歳の皇太子殿下が、2019年5月から新天皇として即位されます。新しい時代に皇太子殿下がどんな皇室をつくられるのか。注目しています。

記者B ただ、次代に皇太子殿下が何をなさりたいのか、誕生日会見などの場で語られるお言葉からは、はっきりと分かりませんでした。“公約数的”な発言ばかりで。

記者C 以前から仰っている「時代に即した公務」についても、明確に示されているとはいえないでしょう。

デスクA 雅子さまが適応障害の療養に入られて約15年。雅子さまのお出ましは、以前に比べると増えましたが、今上陛下には美智子さまの存在が大きかったことを考えると、皇太子殿下の“お一人公務”が長く続いた時期は大変だったでしょうね。

記者D 国民と密接な“平成流”は美智子さまなしには考えられませんでした。

記者B 昭和の時代から、美智子さまは理想の妻であり母でした。皇位は男系男子で継承されていきますが、やはり女性皇族は重要な存在です。

映画「羊と鋼の森」を鑑賞された天皇皇后両陛下 ©JMPA

記者D 雅子さまも当初は国民、特に女性たちから尊敬と憧れを持たれていました。国民の見方が大きく変わったのは、やはり2004年7月の適応障害の診断結果発表からです。雅子さまは2003年頃から公の場に出なくなっていたのですが、それが初めて表沙汰になったのは、2004年5月の「人格否定発言」。皇太子さまが「雅子のキャリアや人格を否定するような動きがあった」と会見でおっしゃったのは衝撃的でした。

デスクA 当初は「雅子さまを応援したい」と考える女性も多かったのです。皇太子殿下はよくおっしゃったと見る向きもあった。しかしその後、次第に応援の声は小さくなっていった。

記者E きっかけは雅子さまの“子育て問題”ではないでしょうか。愛子さまの子育てを拝見するうちに、強い違和感を持つようになったのだと思います。

記者C 決定的となったのが「山中湖お付き添い事件」でした(2011年9月29日号)。学習院初等科4年生だった愛子さまの山中湖校外学習に、雅子さまが付いて行かれた。

愛子さまの山中湖校外学習に同行された雅子さま ©文藝春秋

記者D 子供たちが立ち寄る場所には、雅子さまもほとんどついて行かれ、青木ヶ原樹海でハイキングもされました。