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連載シネマチャート

心に残る傑作コメディ 「ブリグズビー・ベア」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

25歳のジェームス(カイル・ムーニー)は、外界から隔離されたシェルターに両親と暮らしている。幼い頃から毎週ポストに届く、クマの着ぐるみが活躍するSFファンタジー「ブリグズビー・ベア」だけを観て育った彼の生きがいは、同番組の研究だ。ある日、踏み込んできた警察に両親が逮捕され、ジェームスは自分が25年前に彼らに誘拐されていたことや、偽の父・テッド(マーク・ハミル)が「ブリグズビー・ベア」をジェームスのためだけに手作りしていたことを知る。本当の家族との生活が始まり、初めて触れる外の世界に困惑しながらも少しずつ馴染んできた頃、ジェームスは映画好きの友人の協力を得て、映画版「ブリグズビー・ベア」の撮影を開始する。

〈解説〉

特殊な環境で育った青年の純粋さと情熱が、人々の心を動かすコメディ・ドラマ。デイヴ・マッカリーの長編監督デビュー作。97分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆奇抜な設定のオタク話ながら陽性の笑いのセンスがあり引き込まれた。サラリとした哀愁も。熊、衣裳、雑貨もキュート。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆ぬいぐるみ好きをくすぐる作りだが、主人公の欠損部分をかばいすぎ。切り捨てられた細部に毒や笑いがあったはずだ。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★☆☆良い人ばかりが登場する惚けぶりに当惑しつつ、トイレで怯えるジェームスの姿に唯一共感。何じゃこりゃと楽しめた。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆心の棘を指先で探り当て、意外なほど闇に深く潜り希望を模索する。マーク・ハミルも◎。SWファンはこちらに落涙?

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆人生にとって大事なことは誰から教わったか?という問い、想像力と夢が詰まった傑作。劇中ドラマとマーク・ハミルに☆。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
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INFORMATION

『ブリグズビー・ベア』
ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほかにて公開中
監督:デイヴ・マッカリー
脚本:ケヴィン・コステロ、カイル・ムーニー
出演:カイル・ムーニー、マーク・ハミル、グレッグ・キニア、マット・ウォルシュ、クレア・デインズ ほか
http://www.brigsbybear.jp/