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「好きな芸人」「嫌いな芸人」2017 たけし、タモリ、さんま、ダウンタウンに切り込むM‐1チャンピオン

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サンドウィッチマンは「10割バッター」

 大御所勢に食い込んだダークホースが“東北生まれの強面芸人”サンドウィッチマン(4位)。伊達みきお(43)と富澤たけし(43)だ。

サンドウィッチマン 左:伊達みきお/右:富澤たけし ©共同通信社

「見た目は強面だが、人柄の良さが伝わる」(65・男)

「他の芸人には無い北国小説みたいなセンス。真面目さ、不器用さがしんしんと伝わってくる」(42・女)

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「10割バッターの漫才師」(27・女)

 溢れる郷土愛も今回の快挙に繋がった。

「震災の時に自身も被災したが、その後も被災地を訪問するなど地道な活動を続けている。宮城のローカル番組を続けているところも好感が持てる」(56・女)

 本人たちからも喜びの声が届いた。

「純粋に嬉しいです。東北の方が沢山いれてくれたのかな。偉大な先輩方の中にこうやって選んで頂けて、本当に光栄です。毎年新ネタのみの単独ライブをやっているので、ぜひ沢山の方に足を運んでほしいです!」

 7位は福岡のローカル番組から全国放送までを股に掛ける博多華丸・大吉華丸〔47〕・大吉〔46〕)だ。

博多華丸・大吉 左:華丸/右:大吉 ©共同通信社

「ローカルの若手お笑いコンビだった2人が全国区になって嬉しい」(36・女)

「自然体な姿勢に好感が持てます」(70・男)

「大吉さんコメントの白眉は『あそこにいらっしゃるのは“かりんとうの妖精”ですか?』。松崎しげるばりに日焼けした声優さんを指しておっしゃった。何年経っても思い出してはくすっと笑っている」(52・女)

 本人も「褒められるのは慣れていなくて」と言いながらも、こうコメント。

「恐れ多くて受け止められません」(大吉)

「良い思い出になりました。これでいつでも博多に帰れます」(華丸)

 6位に入ったのは、11本ものレギュラー番組を持つ毒舌芸人・有吉弘行(ひろいき/43)。

有吉弘行 ©共同通信社

「あだ名を付けるセンスが的確」(69・女)

「面白いし笑顔が可愛くて見ているだけで幸せになる。ツイッターもクスッと笑えて心が和む」(54・女)

「有吉さんの本領はラジオ。キレッキレの危なさは今も輝き続けている」(38・男)

 かつては「抱かれたくない男ナンバーワン」が代名詞だったリアクション芸人・出川哲朗(53)は汚名返上の8位。

「出川なんてと軽んじていたけれど、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)を観て実は凄い人なのかも、と」(28・女)

「人への優しさや丁寧さが滲み出ている」(68・男)

「笑わせているのではなく笑われているとも言われるが、それも才能」(35・女)

 9位はやはり「イッテQ!」出演で人気に火が付いた新人・ANZEN漫才みやぞん〔32〕・あらぽん〔31〕)。目立ったのは女性からの支持だ。

ANZEN漫才 左:みやぞん/右:あらぽん ©時事通信社

「昔、近所にみやぞんのような、適当な兄ちゃんがいたけど、そんな昭和の時代を思い出す」(50・女)

「ピアノが弾けたり運動神経が抜群だったり。意外性がある」(34・女)

 みやぞんに感想を聞くと、トンチンカンな回答が。

「世も末ですね! ですが本当に感謝します。リーゼントは時間がかかるので家でセットしているのですが、その姿でギターを持っているので、マスクをしてもすぐバレちゃいます。だから最近はタクシーに乗るようになりました!」