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Bs三国志ーーバファローズを躍進させる3つの勢力とは?

文春野球コラム ペナントレース2018

2018/07/07

 ここは太古の昔、2018年大阪。Bsは3つの国が覇権を争う戦国時代の様相を呈していた。2014年の博多決戦を経験した「Bsプロパー王国」。金子千尋王子を中心にT-岡田、西勇輝、安達了一と言った心優しきBs国のスター達で構成された、いわゆるBsの最大勢力である。

 対するは若き才能溢れる「Bsニュージェネレーション共和国」。こちらは主に2015年以降に台頭した次世代勇者達で構成される議会制民主主義国家だ。山岡泰輔議長を中心に吉田正尚、若月健矢、田嶋大樹、大城滉二といった、今やBsの主力人材を多く有する対抗勢力である。

 そして最後に歴戦の優勝請負人で構成された「優勝請負連合国」。小谷野栄一、中島宏之、増井浩俊、ステフェン・ロメロと言った腕利きの面々で構成され、まさに2014年のBsに足りなかったピースを埋める為Bsにやってきた歴戦の勇者達だ。

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ここまで2勝8敗と苦しんでいる2年目の山岡泰輔 ©時事通信社

それが大事・負けない事

 交流戦が終わりリーグ戦が再開された。Bsはゲーム差無しの3位タイ(7月5日現在)とまずまずの位置に付けてはいるが、リーグ戦再開後は何とも“もどかしい”戦いが続いている。何せ延長戦が多い。しかも勝ちきれず引き分けに終わるケースの何と多い事か。12回裏まで野球を観戦し、勝利のチャンスが掌からこぼれ落ちる瞬間をこうも多く目撃するBsファンの心中は察して余りある。

 しかし2014年秋。我らがBsはパ・リーグトップの勝利数を挙げながら、勝率の差でホークスに優勝を譲る形となったのもまた事実。勿論、勝利数を争うのがペナントレースの最大の目的ではあるのだが、長いシーズン最終的にこの“もどかしい”引き分けの数々が栄冠の行方を決定付ける可能性も高いのだ。負けない事もそれが大事MANブラザーズバンドなのである。そして我々は、投げ出さない事と信じ抜く事、それが一番大事MANブラザーズバンドなのだろう。涙見せても良いのかもしれない、それを忘れなければ。……も、申し訳ない。

 ただ、ここで気になるのが前半戦で好調だった選手達に疲労が目立ち始めた事だ。山岡投手に勝ちが付きにくくなってきた。マレーロ選手の当たりが止まってしまった。近藤投手、黒木投手が捕まるケースが目立ち始めた。「あれ? こんなはずじゃ……」皆さんも、ふとそう思う事が多くなってきたのではないだろうか。