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トム・クルーズも絶賛
「濡れ場が似合う」池松壮亮の魅力

source : 週刊文春 2016年11月24日号

genre : エンタメ, 映画, 芸能

“演技派”として評価が高い

「不倫が切り口なので、一緒に来る人の人選は考えたほうがいいなと思います」

 11月12日、都内で行われた映画「裏切りの街」の初日舞台挨拶。主演の池松壮亮(26)のユニークな話が笑いを誘った。映画記者が話す。

「女性客を中心に盛況でしたが、池松は今、『最も濡れ場の似合う役者』と呼ばれ監督や女優から指名を受けるほどの人気です。今回もフリーター役の池松と主婦役の寺島しのぶ(43)の濡れ場が見どころのひとつ。寺島も撮影後、『職人のような人。2人で目を合わせながら、その場で感じる芝居をするのは快感でした』と池松をベタ褒めでした」

 池松は福岡県出身。10歳のときにミュージカル「ライオン・キング」のオーディションに合格し、2年後にはハリウッド映画「ラストサムライ」でトム・クルーズ(54)と交流する少年役に抜擢された経験もある。

「先日、トムが主演映画のキャンペーンで来日した際、池松と再会。トムは開口一番、『大きくなったねえ!』と喜び、『当時から素晴らしい俳優だった』と絶賛していました」(同前)

 本格的な役者活動は日本大学藝術学部卒業後からだが、アクションから狂気をはらんだ役まで幅広い役をこなす「演技派」として数多くの映画に出演。2年前には「愛の渦」で門脇麦(24)と、「海を感じる時」で市川由衣(30)と立て続けに濡れ場を演じていた。極め付けが宮沢りえ(43)主演の「紙の月」での共演。これが役者として大きな転機となった。

「年下のダメ男で母性本能をくすぐる役でしたが、監督は別の映画で池松の濡れ場シーンを見ていて、『りえさんに差し出すなら池松しかない』と即決だったそうです。池松はこの映画で助演男優賞を取り人気も急上昇しました」(映画雑誌記者)

 今年の春には斎藤工(35)と映画「無伴奏」で男同士のラブシーンまで演じた。

「昔は津川雅彦(76)を筆頭に濡れ場上手な役者が多くいましたが、今は少ない。池松は抱かれる女の心理描写をうまく出せる役者です。刹那的なシーンにはぴったりハマる。CMのナレーションも多くやっていますが、彼の甘く低い声も濡れ場には欠かせない要素です」(演劇関係者)

 男冥利に尽きる。

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