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大阪桐蔭のエースも“マエケン体操” マネしたくなる歴代カープの選手たち

文春野球コラム ペナントレース2018

2018/08/27

完全に生まれ変わった現在のカープ

 カープは今、黄金の1980年代をしのぐ勢いで勝ち続けている。新スタジアムのスタートと共に、厳しいチームカラーから脱却し若くて明るく元気なチームとして完全に生まれ変わった。

「タナ・キク・マル・セイヤ」。最近は田中が6、7番に入って「ノマ・キク・マル・セイヤ」。松山も西川も會澤もそれぞれの役割を果たしている。若手とベテランの融合もある。負けていても最後まで諦めず戦うメンタリティーも素晴らしい。投手はジョンソン、大瀬良、野村、岡田、九里、今村、ジャクソン、フランスア、一岡、アドゥワ、中﨑。中継ぎ陣に若干不安があるとはいえ、球団史上初のリーグ3連覇に向けてばく進中だ。

 今の野球少年達に聞くと「大谷翔平」への憧れを語る選手が圧倒的に多いが、菊池の守備、鈴木の勝負強さ、2年連続MVPを獲得する勢いで打ちまくっている丸の確実性が好きと語る選手も多くなってきた。これだけ戦力が充実している今だからこそ、苦手な短期決戦をいかに戦うか。緒方監督への期待が膨らむばかりである。

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