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「リウマチ名医」が東京女子医大から患者データを盗んでいた

 東京女子医科大学東医療センター(東京・荒川区)で、退職した医師が患者の個人情報を不正に持ち出していたことが、「週刊文春」の取材で明らかになった。

“犯行”現場 ©文藝春秋

「神戸先生から突然連絡が来たのですが、なんで私の電話番号を知っているのですか?」

 同センターに患者からこんな問い合わせがあったのは今年3月。「神戸先生」とは、同センターに整形外科医として15年間勤務した神戸克明医師だ。昨年11月に退職し、この7月にリウマチクリニックを開院した。

 神戸氏はこれまで、リウマチや五十肩の名医として何度もメディアに取り上げられており、最近もフジテレビの『名医20人があなたの健康法を徹底議論!!ザ・ドクタージャッジ』(6月24日放送)に登場したばかりだ。

TVに多数出演する神戸氏(フジテレビ『名医20人があなたの健康法を徹底議論!!ザ・ドクタージャッジ』より)

 東京女子医大の内部監査室が顧問弁護士とともに本格的な調査に乗り出すと、

「退職後の今年2月12日に、神戸氏が自身のID、パスワードでセンターのパソコンにログイン、二百数十件の電子カルテが閲覧されていた事実が確認されました。その日は建国記念日の振り替え休日。防犯カメラには、無人の整形外科・リウマチ科外来や医局に、神戸氏が暗証番号を入力して忍び込む様子も映っていた」(センター関係者)

 元東京地検検事の落合洋司弁護士が指摘する。

「不正を働く意思を持って建物に入ったのなら、建造物侵入罪。過去のパスワードでログインした点も、管理者は許諾していないでしょうから不正アクセス禁止法違反。営業目的で顧客情報を盗めば、不正競争防止法違反に問われます」

 神戸医師を直撃すると、事実関係を概ね認めた上で、「反省しています」と語った。

 東京女子医大広報は「調査中です」と回答した。

 8月2日(木)発売の「週刊文春」では、神戸医師への直撃や、大学側が警察への届出を渋っている理由などについても詳報する。

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