文春オンライン

夏こそ“そば”! 山手線「冷やがけ麺」の旅へ出かけよう。品川駅~東京駅編

東京いい街、そばの街。最寄りのお店で気軽に食べましょう

2018/08/10

genre : ライフ, グルメ

5. 有楽町駅。帝劇ビル地下2階「都そば」の「冷やし春菊天そば」

 有楽町で冷やがけそばといえば、帝劇ビル地下2階の「都そば」は外せない。「都そば」は昭和37年、今の有楽町のマリオン(かつての日劇)があったところでスタートし、大阪でブレイクした。今も有楽町は重要な場所なのだろう。お店は妙齢の美人御姉さま達(本人希望)で切り盛りされている。「冷やし春菊天そばきつね入り」(470円)を注文した。麺は茹で麺だが、冷やしにすると抜群の状態。しっかりとした麺である。春菊天は大き目の手のひら型でどんぶりを覆いつくすほど。つゆは濃い目で全体をまとめている。真夏に食べるにはぴったりの一杯だ。

帝劇ビル地下2階にある人気店の「都そば」
手のひら型の春菊天の「冷やし春菊天そばきつね入り」(470円)

6.  東京駅。八重洲口からほど近い「よもだそば」で「冷やしほうれん草のお浸しそば」

 東京駅北八重洲口から日本橋方向へ5分ほど歩くと立ち食いそば激戦区が現れる。その一つが「よもだそば」である。「よもだそば」は知り合いの農場から直送される野菜を使った天ぷらが人気である。「ニラ天そば」・「よもぎ天そば」も人気。また、「もやし山盛りそば」などの奇想天外なメニューが有名だ。しかもそれがうまい。伺った時は午後2時過ぎで、社長の九十九さんはいなかったが、店は相変わらず大混雑。猛暑なので「カレー」にするか迷ったが、ここは「冷やしほうれん草のお浸しそば」(420円)でさっぱりしよう。老舗蕎麦店が使うそば粉を自家製した生そばはコシもよい。ほうれん草と自家製つゆ、そしてたぬきの相性もすこぶるよい。「ほうれん草そば」はこれからヒットするかもしれない。

東京八重洲に近い日本橋の立ち食いそば激戦区にある「よもだそば」
「冷やしほうれん草のお浸しそば」でさっぱりと

 写真=坂崎仁紀

ADVERTISEMENT

 山手線冷やがけ麺の旅は、神田駅~田端駅編へ続く。

 

INFORMATION

◆品川駅
ふじ
東京都港区港南2-2-13
営業時間 月~金5:00~22:00
定休日 土日祝

◆田町駅
蕎麦一心たすけ

東京都港区芝5-27-13
営業時間 月~金7:00~22:00 土7:00~14:30 月祝11:00~14:00
定休日 日祝(祝は月以外)

◆浜松町駅
六文そば金杉橋店
東京都港区浜松町2-7-13
営業時間 月~金6:30~20:00 土6:30~14:00
定休日 日祝

◆新橋駅
三松新橋店

東京都港区新橋2-20-15 新橋駅前ビル1号館 1F
営業時間 7:00~18:30(現在は系列店のサポートのため、朝は9時半頃開店)
定休日 土日祝

◆有楽町駅
都そば帝劇ビル店

東京都千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビル B2F
営業時間 7:30~22:00
定休日 日  

◆東京駅
よもだそば

東京都中央区日本橋2-1-20 八重洲仲通りビル1F
営業時間 月~金7:00~22:00 土日祝10:30~15:00
定休日 なし

 

 

夏こそ“そば”! 山手線「冷やがけ麺」の旅へ出かけよう。品川駅~東京駅編

X(旧Twitter)をフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー