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「ノーベル平和賞」だから何をしてもいいってわけでもねえだろ――2018上半期BEST5

日本は相変わらず海外の良く分からないものに弱い

2018/08/19

2018年上半期、文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。いいね!部門の第3位は、こちら!(初公開日:2018年1月18日)。

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 今年は大河ドラマが「西郷どん」だそうで、NHKもなんでこう毎回戦国や幕末をやるのかと思うんですよね。どうせやるなら鄭成功とか調所広郷など、みんなでオランダをぶん殴りに行ったり、密貿易で財政立て直したりっていうようなプロジェクトX的なもののほうが面白いと思うんですけど。

 問題はその西郷隆盛のいた薩摩ですが、彼らの偉いところってイギリスと戦争したことなんですよね。凄い。鹿児島県がイギリスと戦争して、やべえ欧米めっちゃ強いやんけ、こりゃあかんわとなって、なぜ関西弁なのかは分かりませんが、開国へとシフトしていくわけであります。

©getty

 そればかりか、薩摩藩が同盟を組むに至った長州藩なんて、山口県の一部なのにイギリスアメリカフランスオランダとかいう欧米オールスターズ相手に戦争して惨敗して33-4だったりしました。長州もまた、巨人より弱いはずのロッテに完敗して、こんにちがあるわけです。

ノーベル平和賞団体ICAN 安倍ちゃんに会わせろ騒動

 で、時代は下って太平洋戦争で負けに負け、戦後復興頑張ってどうにかなった我が日本も、成功のストーリーは過去のものとなり、いまや少子高齢化と国力減衰に悩む普通の老人の国になりました。戦争の悲惨な経験も過ぎ去って、世界で戦争によって核兵器の犠牲者を出してしまった唯一の国としてのんびり営業しておるわけです。

 そこへ、2017年12月にノーベル平和賞を受賞した「核兵器廃絶国際キャンペーン(通称:ICAN)」とかいう反核兵器団体の皆さんが騒いでおるわけですよ。よく聞いたら、その代表が日本にくるので安倍晋三総理と会いたいといってアポ取ったらしいんですが、我らが安倍ちゃん、予定がつかないからって断ったらしいんですよ。

 ああ、もちろん私も戦争反対です。核兵器なんてとんでもないよね。核ミサイルとかやめようぜって思います。そこは超同意します。

ICANベアトリス・フィン事務局長、35歳(中央) ©getty

ICAN事務局長来日:安倍首相、なぜ会わぬ - 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20180116/k00/00m/040/149000c

安倍首相とICAN局長の面会断る=政府:時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018011500463&g=pol

 でも、なんかこのICAN、ノーベル平和賞を取った割に、安倍ちゃんと会えなかったと言って一緒に騒いでいるのが日本共産党とか福島瑞穂さんとかそっち方面なんですよ。なんで核兵器を保有してもいない我が国の総理に会えなかったと、野党の皆さんと一緒にわいわいやっているのか理解できません。

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