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連載シネマチャート

1980年ウィンブルドンの名勝負がよみがえる 「ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

1980年、ウィンブルドン選手権男子シングルス決勝戦で、五連覇を狙うスウェーデンのビヨン・ボルグ(スベリル・グドナソン)への挑戦権を得たのは、アメリカの新星ジョン・マッケンロー(シャイア・ラブーフ)だった。いかなるときも冷静沈着で“氷の男”と呼ばれる王者のボルグに対し、納得のいかない判定に怒り狂い審判に暴言を吐くマッケンローは“悪童”とバッシングされていた。少年の頃は気性が荒かったボルグは、マッケンローにかつての自分を重ねており、マッケンローはボルグの冷静さに憧れていた。壮絶なプレッシャーのなかで、2人は決勝戦当日を迎える。

〈解説〉

戦場ドキュメンタリー『アルマジロ』のヤヌス・メッツ監督が、テニス史に残る名勝負を通して、アスリートの内面に迫る。108分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆クールなボルグの意外な過去。対照的な2人の伝説的対戦を今、まのあたりにしている気分。俳優2人のプロ意識も凄い。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆匂いは古風だが、紋切型ではない。糊しろを巧みに見つけ、天才同士が底で繋がったときの秘かな波動を描き出している。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆試合の様子が鮮烈でCGの演出だろうが息をのむ。男同士の心の繋がり、憧憬と信頼を厚く感じた。男泣き出来るかも。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆シンプルに天才の内面をえぐり、試合を見せる手法が最大の効果を発揮。実力者同士の絶対聖域、魂の交歓の美しさに涙。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆『ラッシュ』の脈略を思わせるも2人同時に構図へ収まりきらぬ激しさ。ボルグ(激似!)物語が重点を占めすぎたか。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
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INFORMATION

『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』(スウェーデン、デンマーク、フィンランド)
8月31日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督:ヤヌス・メッツ
出演:シャイア・ラブーフ、スベリル・グドナソン、ステラン・スカルスガルド、ツヴァ・ノヴォトニー ほか
http://gaga.ne.jp/borg-mcenroe/