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連載今夜も劇場へ

秋を「フォール」、酒を「ブーズ」と言う“伝説のミュージカル”の世界

『ジャージー・ボーイズ』――今夜も劇場へ

2018/08/31

 先日、英国在住の娘を訪れ、一緒に『ジャージー・ボーイズ』を観た。60年代末に聴いていた「シェリー」など、数多くの名曲に感激したが、娘も「初めての曲でも良いものは良い」と言う。

 本邦版『ジャージー・ボーイズ』が2年振りに再演される。音楽バンド「ザ・フォー・シーズンズ」の結成、興隆と解散の実話を四季に乗せて描く。彼らの曲は当時、毎日ラジオで流れていた。米国の古き良き時代の肯定的否定的、両面を活写している。天使の歌声と言われるフランキー・ヴァリ(中川晃教)のリズム感溢れる高音が聴きどころ。兄のデヴィート(中河内雅貴、伊礼彼方)、作曲家のゴーディオ(海宝直人、矢崎広)、低音のマッシ(福井晶一、Spi)を加えた和音が美しい。物語の展開も感動的だ。

 秋を「フォール」と言い、酒を「ブーズ」と言う世界に50年振りに触れた。おお、何という夜!

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INFORMATION

東宝『ジャージー・ボーイズ』
B・ゴーディオ作曲、M・ブリックマン、R・エリス脚本、藤田俊太郎演出
9月7日~10月3日、東京・日比谷・シアター・クリエにて。
その後、秋田、岩手、愛知、大阪、福岡、神奈川に全国ツアー
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