文春オンライン

優勝目前のライオンズ 最後にベテランの力が必要な理由

文春野球コラム ペナントレース2018

2018/09/15
note

優勝意識が高まり、ガチガチになったときは…

 これからは優勝意識も高まり、ガチガチになるケースもあるだろう。その時は辻発彦監督の出番だ。現役時代にリーグ優勝9回、日本一を6回経験しているので、プレッシャーのかかる場面での対応などは監督の経験談が大いに役立つだろう。それも、毎試合出場していた野手出身なのでその内容も濃いはずだ。

 リーグは6球団なので優勝確率は6年に1度の計算も、10年ぶりとなるとファンも待ちこがれている。「あのビールかけ、やってみたいですよね」は、選手の誰もが口にする。西武の黄金期。何年も優勝が続きそのビールかけも「メディア向け」で、サラッと行ったという贅沢もあった。オフには優勝旅行も実施される。家庭を持っている選手は最高のサービスになる。それをうらやましく眺める独身選手は結婚願望が強くなるという過去の流れがあった。

 その最大の目標をつかむまであとわずか。これからさらに厳しい戦いが続くが、自分たちの力を信じて挑めば好結果が待っている。若手、中堅、そしてベテラン選手がバランス良くパフォーマンスを発揮して、悲願のチャンピオンフラッグを手にしたい。

ADVERTISEMENT

闘志でチームを引っ張る前主将の栗山巧 提供/中川充四郎

※「文春野球コラム ペナントレース2018」実施中。コラムがおもしろいと思ったらオリジナルサイトhttp://bunshun.jp/articles/-/8847でHITボタンを押してください。

HIT!

この記事を応援したい方は上のボールをクリック。詳細はこちらから。

優勝目前のライオンズ 最後にベテランの力が必要な理由

X(旧Twitter)をフォローして最新記事をいち早く読もう

文春野球をフォロー
文春野球学校開講!