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書いたのは誰だ!? NYタイムズに掲載された“トランプ批判文”の謎

2018/09/18
トランプ曰く「ウッドワードは民主党の手先?」 ©共同通信社

 9月5日、トランプ大統領の側近らの間で「潜伏工作員らが目覚めた」という携帯メッセージが駆け巡った。米ニューヨーク・タイムズ紙が匿名の政府高官による異例の寄稿文〈トランプ政権内の抵抗勢力より〉を掲載したのだ。

〈憲法修正25条を用いて副大統領と閣僚による大統領の罷免に向けた手続きを始める可能性が検討された〉

〈公の場でもプライベートの場でも、トランプは独裁者を好む。プーチンや金正恩などが良い例だ。と同時に、同盟国などに対する真なる感謝を持ち合わせていない〉

 痛烈な批判に“国家反逆罪だ”とトランプ氏は激高。寄稿者の割り出し捜査をセッションズ司法長官に指示した。

 匿名の政府高官は一体、誰か。メディアでは文中の〈lodestar(指針)〉という表現をペンス副大統領が好んで使う、との見方が出ていたり、政治賭けサイトではコーツ国家情報長官、ペンス氏、ニールセン国土安全保障長官の3人が予想の上位に挙がっている。