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大坂なおみはアメリカ代表で東京五輪に!? 二重国籍選手の日米争奪戦

日本のうなぎ、寿司、焼肉が好物 ©共同通信社

 テニス4大大会の1つ、全米オープンを制した大坂なおみ(20)。国内外で快挙が大きく報じられる中、日米両方の国籍を持つことも広く知られるようになった。日本の法律上、22歳までに国籍を選ぶ必要があるが、彼女の「選択」に関心が高まっている。

「彼女の実力を考えれば、2年後の東京五輪で金メダルも十分狙える。現在は『日本代表で出場したい』と公言していますが、アメリカもかつてハイチ系アメリカ人の父親に『大坂のあらゆる面倒を見る』とアプローチをかけたことがある。まだ予断を許しません」(全国紙スポーツ担当記者)

 日米の二重国籍を持つ選手として世界の舞台で活躍しているのは大坂ばかりではない。スポーツクライミングの白石阿島(あしま)もその1人。スポーツ紙五輪担当記者が解説する。

「日本人の両親がアメリカに移住した後に生まれ、日本語も英語も話せます。まだ17歳ですが、岩場では女性の世界初となる登頂記録を次々に樹立。リードとボルダリングでは19歳以下のカテゴリーで3年連続世界ランク1位です。『TIME』誌の『最も影響力のあるティーン30人』にも選出され、日本でも製薬会社や航空会社のCMに出演してきました。東京五輪でもメダル確実と目されるだけに、関係者の間で『ぜひ日本代表で』と期待されてきましたが、今年になりアメリカ国籍で目指すと決めたようで、落胆の声が広がっています」