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山口組ナンバー2が国に敗訴 明らかとなった「獄中の病状」

 指定暴力団「山口組」から「神戸山口組」、そして「任侠山口組」が分裂し、不安定なパワーバランスが続く中、暴力団業界が注目する民事裁判の判決が9月25日、東京地裁で言い渡された。山口組ナンバー2の若頭で、現在は府中刑務所(東京)に服役する高山清司受刑者(71)の「病状」が、この判決で明らかになったのだ。

高山受刑者の収監が分裂の引き金にも ©共同通信社

 高山受刑者は、京都の建設業の男性から「みかじめ料」名目で4000万円を脅し取ったとする恐喝罪で、2014年5月に最高裁への上告を取り下げ、懲役6年の実刑判決が確定。同12月から府中刑務所で服役している。

 暴力団担当記者が説明する。

「高山と言えば、現在の山口組トップ・司忍6代目組長の懐刀として、2人の出身母体である弘道会を短期間のうちに強力な組織へと作り上げた立役者。閉じたままの右目は、かつての修羅場で負った傷が原因ともいわれ、『独眼竜』の異名も持つ大物です」

 今回の裁判は高山受刑者が16年に国を相手取って提訴。「(自身が)背骨の靱帯が骨化する難病を患っているのに、なじみの外部医師によるリハビリを不許可とした刑務所側の措置は違法で取り消すべきだ」と主張していた。