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判決はどうなったのか?

 これに対し、25日の判決は「確かに難病指定された疾患があるものの、刑務所内部の診療やリハビリで対応が可能だ」などと指摘。現在の症状については「入所後から大きく悪化していると認められない」とし、請求を退けた。

「高山は来年10月頃に刑期を終え、満期出所する見通しです。今回の判決が『病状は悪化していない』と認定したことは、出所後の動きを想定する上で、暴力団業界にとって一定の意味を持つでしょう」(前出・暴力団担当記者)

 高山受刑者は司組長の下、強い求心力を持っているとされる。しかし、高齢を理由に「7代目継承は難しい」と見る向きも。他の有力候補として名前が挙がるのが竹内照明・弘道会会長(58)だ。

「竹内会長は現在、山口組若頭補佐を務め、地位的にも後継の可能性は十分。これに対し、『弘道会』独占状態に危機感を持つ他の幹部がどう動くのかは未知数です」(同前)

 高山受刑者の出所によって、山口組の三つ巴の構図は変わるのか。暴力団業界のみならず、捜査当局も注視している。