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メイク代50万、バラエティ番組10億円……失踪した中国女優が要求した“すごいギャラ”

 6月上旬以来、4カ月間消息が途絶え、大きな騒動になっている中国の人気女優、ファン・ビンビン(37)。

顔に19億円の保険がかけられたことも ©共同通信社

「ファンはハリウッド映画の『アイアンマン3』や『X-MEN』などに出演してきました。日本女優で言えば年齢やクールな容貌から、米倉涼子。ただ、稼ぎぶりは日本の常識を大きく超え、年収は3億元(約50億円)ほどで、中国では“最も稼ぐ女優”と言われている。フォーブス誌の『中国のリッチなセレブ』ランキングでも5年連続1位に輝きました」(映画関係者)

 そんな世界的トップ女優がなぜ失踪したのか。

「今年5月、新作映画の出演報酬を巡って二重契約書による脱税疑惑を告発され、当局に目をつけられました。中国メディアは『脱税は氷山の一角。銀行が絡む違法融資や腐敗案件にも関与している』と見ている。当局は専門チームを組み、彼女の資産を洗っています」(北京特派員)

 中国雑誌「財経」の元副編集長・羅昌平氏が語る。

「現在は北京の自宅で軟禁状態にあるはず。中国の映画界では脱税が常態化していましたが、今まで黙認されていました。それが国の政策の変化でダメになったのです」