昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

「あなたに声をかけてよかった」本屋さんから清掃スタッフになった私の喜び

東日本環境アクセスのプロフェッショナルたち #5

2018/10/29

PR

JR東日本のグループ会社「東日本環境アクセス」は、首都圏を中心とした駅や駅ビルの清潔感を保つ「清掃のプロ」として、清掃スタッフ約3800人が働いている。そのなかで、「マーメイド・ポセイドンスタッフ」と呼ばれる清掃クルーは、清掃だけでなくお客様対応までマルチにこなすスペシャリスト。地域の子どもたちの憧れの存在にもなっている。その様子を小田原駅で取材した。

マーメイドスタッフの山崎志保さん

◆ ◆ ◆

 お客様に「ありがとう」と言われることに喜びを感じるという、マーメイドスタッフの山崎志保さん(33)。「清掃でお客様から『ありがとう』とお声をかけていただけることがこんなに多いと思わなかった」と仕事のやりがいを語る。

 本が好きで、以前は本屋で働いていたという山崎さん。接客だけでなく、新しいことにも挑戦したいと新しいアルバイト先を探していた時、「お客様案内とクリーンパトロール」という、JR東日本のグループ会社「東日本環境アクセス」の清掃スタッフ募集案内を見つけた。

男性は「ポセイドンスタッフ」、女性は「マーメイドスタッフ」と呼ばれる清掃クルー

若いスタッフが活躍する清掃現場

 山崎さんが見つけたのは、「マーメイドスタッフ」という清掃クルーの募集。清掃以外に、来店したお客様への館内案内や誘導など、さまざまな仕事をすると聞いて興味を持った。しかし、それ以上に関心を持ったのは、「10~30代のスタッフが活躍している」という点だった。「清掃スタッフは年配の方が多いイメージだったので、若い人が多いというのは、珍しいと思いました」

 決め手となったのは、普段よく買い物をする「ラスカ」で、実際にマーメイドスタッフが働いている姿を目の当たりにしたこと。たまたまエスカレーターのトラブルがあった時、すばやくお客様対応をするマーメイドスタッフの仕事ぶりに魅入られ、「自分もやってみたい」と入社を決めた。

常にお客様に気持ちよくご利用いただけるよう、丁寧に清掃する

清掃から観光客のご案内まで

 現在、山崎さんが働いている「ラスカ小田原」は、小田原駅直結の駅ビルだ。利便性がよく、地元の買い物客と観光客でいつも賑わっている。特に、毎年5月3日に開催される小田原市最大の観光イベント「小田原北條五代祭り」時は、トイレ待ちの行列が、フロアのショップエリアまで長く延びるという。

積み木の家をイメージした子ども用トイレ
気持ちよく使っていただけるよう、心を込めて清掃を行う

「トイレから離れたショップまでお客様が並ぶので、お客様のご案内やペーパー交換などをスピーディーに行うよう心がけています。少しでも空いているフロアをご案内したり、てきぱき誘導したりするなど、できるだけお客様をお待たせしない工夫をいつも考えています」

フロアによってコンセプトの異なるトイレは観光客にも人気が高く、清掃にも気合いが入る