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連載シネマチャート

向かいに越してきた美女が突然姿を消した……「アンダー・ザ・シルバーレイク」を採点!――シネマチャート

〈あらすじ〉

ロサンゼルスのシルバーレイク。無職のサム(アンドリュー・ガーフィールド)は、向かいに越してきた美女サラ(ライリー・キーオ)に一目惚れし、デートの約束を取り付ける。翌日、約束の時間に訪ねると、サラは忽然と姿を消しており、部屋はもぬけの殻だった。サラの行方を追うサムは、壁に残された奇妙な記号、大物映画プロデューサーの失踪事件、街を操るカルト教団の噂などをつなぎ合わせ、陰謀論に夢中になる。そして、“ニンテンドウパワーマガジン”に隠された、重大な暗号にたどり着く。

〈解説〉

『イット・フォローズ』に続く、デヴィッド・ロバート・ミッチェルの脚本・監督作。ゲームオタクの青年がハリウッドの闇に近づいていくサスペンススリラー。2012年に設立後、『ルーム』や『ムーンライト』などのオスカー候補作を次々と生み出すスタジオA24制作。140分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆クセモノ監督達への敬意と才気は感じられるが、案外型通りのハリウッド幻想では?出てくる女が皆同じ型。次作を期待。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆LAが持つ魔都の特質をじっくり煮出している。プータロー探偵の彷徨付き合う観客も、亡霊に絡みつかれて発熱する。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★☆☆☆遊び心一杯のつもりか? ハリウッドの輝かしい時代に執着する心を四苦八苦して楽しませようとしているとしか思えず。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆甘く物憂げなアソシエイションの名曲から吸引力抜群。ポップ・カルチャー中毒の怪電波が導くLA悪夢譚の不思議な旅。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★★カオス! ピンチョンやLAの闇を扱った映画のメタファー。ハリウッド終活、映画墓地。暗号塗(まみ)れの地図から脱出する快感。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
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INFORMATION

アンダー・ザ・シルバーレイク
10月13日(土)より新宿バルト9ほか全国順次ロードショー
監督:デビッド・ロバート・ミッチェル
出演:アンドリュー・ガーフィールド、ライリー・キーオ、トファー・グレイス ほか
配給:スタジオA24
https://gaga.ne.jp/underthesilverlake/