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松村邦洋、30年間の芸人人生で陥った“2度のスランプ”とは?

松村邦洋(タレント)――クローズアップ

2018/10/23
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ショックだった「電波少年」降板

「デビュー4年目で仕事が減り、中途半端な自分に悩みました。そんな時、水道橋博士と立川志の輔さんの会へ伺う機会がありまして、高田文夫先生にお目にかかれたんです。それから先生が色んなライブに呼んでくださったので『僕の芸はモノマネ』と自覚しました。2つ目が『電波少年』降板。ショックを受けましたけど、芸がおろそかになってると気がつけた。仕事も減って時間もある。だからしっかりテレビを見て津川さんや西田敏行さん、中尾彬さんを練習しました。野球や雑学を勉強することに時間を割いたおかげで、阪神のキャンプにも招待されて嬉しかったですね」

 2009年、東京マラソン走行中に心肺停止という予期せぬ大病を患うが、奇跡的に復帰し、現在に至る。

「倒れてから毎日が先の読めないトーナメントに出場している気がします。とにかくモノマネをしっかりやれるように、ウォーキングで健康を維持しています。やれるうちに1本でも多くの仕事をして生涯を終えたいですね!」 

まつむらくにひろ/1967年、山口県出身。芸能界の大御所から往年のプロ野球の名選手まで、幅広いレパートリーのモノマネを武器に、テレビ、ラジオ等で活躍。著書に『松村邦洋の高校野球ベストバウト』(洋泉社)、NHKラジオ第一「DJ日本史」毎週日曜16:05~16:55などに出演中。

松村邦洋、30年間の芸人人生で陥った“2度のスランプ”とは?

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